『インディ・ジョーンズ』のハリソン・フォードがPUFFYのあの曲に登場する謎とは?作詞した井上陽水はなぜ名前を出したのか
『渚にまつわるエトセトラ』は
PUFFYの4枚目のシングルである。
デビュー曲の『アジアの純真』(1996年5月13日)と同じ作詞・井上陽水、作曲と編曲が
奥田民生という座組である。
イラストは、PUFFYが空手の型をモチーフにした振り付けを踊っているシーンを引用した。
このPVでは他にも、『8時だヨ!全員集合』で1979年から1980年にザ・ドリフターズの加藤茶と志村けんが流行らせたヒゲダンスも踊っている。
(『渚にまつわるエトセトラ』のPVから引用 イラストby龍女)
イラストの踊りの元ネタは、西城秀樹(1955~2018)の最大ヒット曲で、ヴィレッジ・ピープル『Y.M.C.A.』のカバー
『YOUNG MAN (Y.M.C.A.)』 (1979年2月21日)である。
奥田民生は、西城秀樹の10歳年下で、同じ広島県広島市東区出身である。
思春期に流行った曲なので、この曲自体のモチーフになったのだろう。
Y.M.C.A.とはキリスト教青年会(Young Mens Christian Association)の略で、現代でも福祉活動をしている民間施設で、ユースホステルなどを運営している。
安い料金で宿泊施設を提供しているので、海沿いの旅をモチーフにした『渚にまつわるエトセトラ』の発想の元になったようだ。
その連想から井上陽水も、歌詞の中でアルファベットの略字で団体を示す言葉を並べている。
BBC(英国放送協会British Broadcasting Corporation。1922年に設⽴。英国の公共放送)
BOAC(英国海外航空。 British Overseas Airways Corporationは、1939年から1974年までイギリスに存在した国営航空会社。ブリティッシュ・エアウェイズの前身)
元ネタの『YOUNG MAN(Y.M.C.A)』はあまりにもヒットしたので、同じ1979年にオマージュを献げたコミックソングが誕生した。
7月1日に発売された武田鉄矢(1949年4月11日生れ)が作詞した海援隊の
『JORDAN JORDAN』である。
武田鉄矢は井上陽水と同じ福岡県出身でフォークシンガーから俳優になった人物だ。
武田鉄矢は都会の福岡市博多区で、井上陽水は炭鉱で栄えた田川郡糸田町で育った。
筆者の父は、田川郡に近い行橋市で育ったので、ほぼ同郷の井上陽水が好きである。
では、今回の本題であるハリソン・フォードとはどういう関係があるのだろう?
それはこの1979年とは、ハリソン・フォードにとっては
主人公ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)を助ける
相棒のチューバッカと共に密輸業を営む無法者
ハン・ソロとしてブレイクした大ヒット映画
『スター・ウォーズ』(全米公開は1977年。後に『エピソード4/新たなる希望』と改題)が1978年に日本公開された翌年であった。
つまり、ハリソン・フォードはブレイクしたばかりのホットなスター俳優であったのだ。
(『スターウォーズ』のハン・ソロ イラストby龍女)
さてここまで、井上陽水が歌詞にハリソン・フォードを取り上げた動機は何となく分かった気がする。
しかし歌詞が書かれたのは元ネタの『YOUNG MAN(Y.M.C.A)』と同時期ではない。
1997年の事である。
インディ・ジョーンズシリーズも井上陽水の発想に影響を与えているのではないかと考えた。
更に考察を進めていこう。
PUFFYの4枚目のシングルである。
デビュー曲の『アジアの純真』(1996年5月13日)と同じ作詞・井上陽水、作曲と編曲が
奥田民生という座組である。
イラストは、PUFFYが空手の型をモチーフにした振り付けを踊っているシーンを引用した。
このPVでは他にも、『8時だヨ!全員集合』で1979年から1980年にザ・ドリフターズの加藤茶と志村けんが流行らせたヒゲダンスも踊っている。

(『渚にまつわるエトセトラ』のPVから引用 イラストby龍女)
イラストの踊りの元ネタは、西城秀樹(1955~2018)の最大ヒット曲で、ヴィレッジ・ピープル『Y.M.C.A.』のカバー
『YOUNG MAN (Y.M.C.A.)』 (1979年2月21日)である。
奥田民生は、西城秀樹の10歳年下で、同じ広島県広島市東区出身である。
思春期に流行った曲なので、この曲自体のモチーフになったのだろう。
Y.M.C.A.とはキリスト教青年会(Young Mens Christian Association)の略で、現代でも福祉活動をしている民間施設で、ユースホステルなどを運営している。
安い料金で宿泊施設を提供しているので、海沿いの旅をモチーフにした『渚にまつわるエトセトラ』の発想の元になったようだ。
その連想から井上陽水も、歌詞の中でアルファベットの略字で団体を示す言葉を並べている。
BBC(英国放送協会British Broadcasting Corporation。1922年に設⽴。英国の公共放送)
BOAC(英国海外航空。 British Overseas Airways Corporationは、1939年から1974年までイギリスに存在した国営航空会社。ブリティッシュ・エアウェイズの前身)
元ネタの『YOUNG MAN(Y.M.C.A)』はあまりにもヒットしたので、同じ1979年にオマージュを献げたコミックソングが誕生した。
7月1日に発売された武田鉄矢(1949年4月11日生れ)が作詞した海援隊の
『JORDAN JORDAN』である。
武田鉄矢は井上陽水と同じ福岡県出身でフォークシンガーから俳優になった人物だ。
武田鉄矢は都会の福岡市博多区で、井上陽水は炭鉱で栄えた田川郡糸田町で育った。
筆者の父は、田川郡に近い行橋市で育ったので、ほぼ同郷の井上陽水が好きである。
では、今回の本題であるハリソン・フォードとはどういう関係があるのだろう?
それはこの1979年とは、ハリソン・フォードにとっては
主人公ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)を助ける
相棒のチューバッカと共に密輸業を営む無法者
ハン・ソロとしてブレイクした大ヒット映画
『スター・ウォーズ』(全米公開は1977年。後に『エピソード4/新たなる希望』と改題)が1978年に日本公開された翌年であった。
つまり、ハリソン・フォードはブレイクしたばかりのホットなスター俳優であったのだ。

(『スターウォーズ』のハン・ソロ イラストby龍女)
さてここまで、井上陽水が歌詞にハリソン・フォードを取り上げた動機は何となく分かった気がする。
しかし歌詞が書かれたのは元ネタの『YOUNG MAN(Y.M.C.A)』と同時期ではない。
1997年の事である。
インディ・ジョーンズシリーズも井上陽水の発想に影響を与えているのではないかと考えた。
更に考察を進めていこう。