松本潤主演『どうする家康』でジャイアン声優の木村昴が『鎌倉殿の13人』に続いてキーパーソン役で登場!?

2023/2/24 17:00 龍女 龍女

木村昴の演じてきた役で、最も有名なのは、アニメ『ドラえもん』テレ朝版の2代目ジャイアン(剛田武)である。


(ジャイアン風の宣材写真から引用 イラストby龍女)

2005年に『ドラえもん』の声優陣が交替することになって、オーディションが行われた。
その結果、たてかべ和也(1934~2015)から交替することになった。
この時が15歳である。

それ以前から芸能活動を行っていた。
子役時代は羽賀研二のソックリさんとしてものまねタレントとしても出たことがある。

ジャイアンと言えば音痴で有名なキャラクターだ。
しかし、木村昴はドイツ人と日本人の声楽家との間に生れた音楽一家の一員である。
その辺のジャイアンの役作りには苦労したそうである。

ドイツのライプツィヒに生れ、7歳から日本で暮らしだした。
最初は日本語が分からなかったそうだが、ラップに出逢って日本語を覚えたそうだ。

顔出ししている仕事の代表格は、山寺宏一が長年司会を続けてきた『おはスタ』のメインMCを2020年からしている。



(『鎌倉殿の13人』の以仁王 イラストby龍女)

昨年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では後白河天皇の第3皇子である以仁王(1151~1180)を演じた。
以仁王は、平家全盛の時代に、平家打倒の令旨(皇族が出す命令書)を出して、源頼政(1104~1180)と挙兵した。
しかし、治承4年(1180年)5月26日、南山城の加幡河原で平家の追討軍に追いつかれて討たれた。
挙兵の動機は、皇位継承の芽が無くなったからと言われている。
後白河天皇の息子で、以仁王の兄にあたる高倉天皇の子、平徳子が産んだ安徳天皇が即位した。
しかし、1166年の時点で、以仁王の皇位継承の可能性は無くなったそうだ。
「王」とは、皇位継承の資格のある「親王」よりは格下の存在だ。
従って皇位継承が動機では無く、既に臣下の扱いだった自分が政治的に出世出来ない為に起こした起死回生の策だったかもしれない。

ともかく、この以仁王の行動により、全国各地の源氏は挙兵に応じ、平家滅亡のきっかけにはなった。
『鎌倉殿の13人』のドラマの発端を担ったキーパーソンなのである。


それでは、今回演じる渡辺守綱とはどういう人物だったか?
紹介していこう。

    次へ

  1. 1
  2. 2
  3. 3