上野樹里主演『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲』で7度目の共演の田中圭。またフラれる役を期待してしまうのは何故?

2022/4/21 22:00 龍女 龍女

田中圭が上野樹里と共演するのは、7度目である。


フジテレビ『お義母さんといっしょ』(2003年2月)
TBS『オレンジデイズ』(2004年5月)

ここまでは一緒の場面はない。

映画『虹の女神』(2006年10月)
TBS『冗談じゃない!』(2007年4月~6月)

どちらも大学の同級生役。
『冗談じゃない!』の田中圭の役は、フランス帰りの帰国子女・高村絵恋(上野樹里)のフレンドリーな態度に勘違いして惚れる大学生友田聡。

映画『キラー・ヴァージンロード』(2009年9月)
TBS『家族のカタチ』(2016年1月~3月)
『家族のカタチ』ではヒロイン熊谷葉菜子(上野樹里)の別れた夫・高瀬和弥を演じている。
『冗談じゃない!』と『家族のカタチ』で、上野樹里にフラれる役を演じている。


上野樹里と田中圭はデビュー時期が同じ2000年だ。
田中圭はTVシリーズの『ウォーターボーイズ』(2003年7月~9月)から本格的に俳優活動が軌道に乗り出した。
主人公進藤俊太郎(山田孝之)の親友・安田孝役で注目を浴びたためである。

上野樹里も『ウォーターボーイズ』と同じスタッフで制作された
映画『スウィングガールズ』(2004年9月)の主役にオーディションで抜擢された。
これをきっかけに、ドラマ映画の主要キャストの常連になる大活躍をする。

俳優キャリアの初期は田中圭と上野樹里には俳優として役の大きさの格差があった。
田中圭は最後に共演した『家族のカタチ』と同じ2016年の年末にスター街道に乗り始めた。
単発版のテレビ朝日『おっさんずラブ』の主役によって、更に飛躍した。
それまでは癖が無く、芝居が器用な俳優として重宝がられた印象があった。
主役としては不器用で周囲の登場人物に振り回される様が好感を持たれる男性像が定着した。
しかし、元々演技力に関しては高評価を受けていたので、映画の主役としては癖のある役を演じている事も多い。

上野樹里と田中圭が俳優として同格になって初めての共演が今回になる。


(東村晴太役の田中圭.ドラマのHPから引用 イラストby龍女)

これまでの共演した役柄を観ても、一筋縄ではいかない関係を演じてきた二人なので、簡単には上手く行かないだろうと想像がつく。

しかし一部報道であったように、このドラマの主役を演じるのは当初上野樹里ではなかった。
複数の芸能メディアの情報によれば、戸田恵梨香(1988年8月17日生れ)である。

このドラマはTBSで
『ダメな私に恋してください』 (2016年)
『あなたのことはそれほど 』(2017年)
『きみが心に棲みついた』(2018年)
『初めて恋をした日に読む話』 (2019年)
『病室で念仏を唱えないでください』(2020年)

5作とも漫画原作の脚色を手がけた吉澤智子のオリジナルである。
当初から上野樹里で当て書きされていたら、彼女の実年齢の35歳の設定で書かれるはずだから報道は確実だと思われる。
オリジナル脚本だから、俳優が変わった時点で年齢設定を変えることは容易である。
どうして代役を引き受けたかは分からない。
上野樹里と戸田恵梨香は月9『エンジン』(2005年4月~6月)で共演している。
上野樹里はあまり同業者の俳優の誰と仲良しか言わないタイプである。
出身地も同じ兵庫県の戸田恵梨香とは仲が良かったのだろうか?
しかし、この役は33歳である必然性がある。
次はその理由も含めて、30代の結婚事情も交えて、何故田中圭がフラれてもおかしくない役なのか?
考えてみよう。

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