上野樹里主演『持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲』で7度目の共演の田中圭。またフラれる役を期待してしまうのは何故?

2022/4/21 22:00 龍女 龍女


第1回目のあらすじ。

主人公の沢田杏花(きょうか)(上野樹里)33歳。
大手のヨガスタジオのチェーン店のインストラクターを務めている。


(上野樹里演じる沢田杏花。ドラマのHPから引用 イラストby龍女)

今は、63歳の国語学者の父・沢田林太郎(松重豊)と二人暮らし。


(松重豊演じる沢田林太郎 イラストby龍女)

2年前に母・沢田陽子(八木亜希子)が亡くなった。
それまで、杏花は一人暮らしをしていたが、母に家事を任せっきりだった父林太郎は生活能力がまるでなく、同居を開始した。
しかし、杏花は雑でズボラな性格で、朝から鍋で作り置きのカレーを焦がすなど、すぐに林太郎と喧嘩になる。

杏花はいずれは独立して、自分のヨガスタジオを設立したい。勉強のため、起業セミナーを受講する。
そこで一緒のエレベーターに乗って、講座に同じタイミングで遅刻してきたのが
スーツ姿のサラリーマン東村晴太(せいた)である。


(田中圭演じる東村晴太。第1話の1シーンから引用 イラストby龍女)

エレベーターで猫背だった晴太を、杏花はついついいつものヨガ教室の癖で姿勢を正す行動をとってしまう。
杏花と晴太はセミナー会場に入った。
テーブルを挟んで、空いた席に座った二人は自己紹介する。
講師は「ナンパをするように引力を使いましょう」と言う。
それが脳裏に残った杏花は講座の帰りに晴太に声をかけて、一緒にお茶することを誘ってみた。

入ったカフェで起業したい理由を杏花と晴太は話す。
晴太の方は家族のために仕事を自宅でできるように両立のバランスをとりたい。
杏花は父との生活の中ズボラな為カレーだけを作っていることを話す。
晴太はカレーを作るだけでも、バランスが取れて良いと、カレーのスパイスに含まれているもののうんちくを語り始める。
結婚願望がない点に共感するモノを感じた杏花は交際を持ちかける。
「結婚を前提にしないでお付き合いしませんか?」
晴太は結婚願望はない理由が、バツイチで小2の息子がいることにあると告白する。
晴太は友達から始めることを提案し、ふたりはLINEを交換する。

母陽子の三回忌。
法事の帰りに遺品を整理してたら、林太郎は陽子が離婚届を書いていた封筒を発見してショックを受ける。
杏花は晴太に連絡をする。
晴太は夕方で息子の虹朗(鈴木楽)が通う民間英語学童所の帰りのお迎えをしていた。
民間英語学童指導員の不破颯(磯村勇斗)がいた。
杏花からLINEが届いた。
晴太が急に用事が出来たと颯に言う。
颯は勤務時間がまだあるので、虹郎を2時間預かることを承知した。

晴太は杏花にカフェへ呼び出された。
晴太は杏花が喪服姿でビックリする。
店員がメニューを渡したが晴太は断る。二人は店を出る。

バスに乗って、丘にやってきた杏花と晴太は住んでいる街の風景を高台から眺める。

後日、林太郎は4月11日の婚活パーティーを申込、杏花も含めて2人で出席する事を勝手に決める。
渋々、パーティーに出席した杏花は、主催する会社の社員として働いていた晴太と再会する。
パーティー会場は、円卓が2列に十数台並んでおり、男女が名刺交換しながら、自己紹介を繰り返している。
林太郎の向かい側に、エントリーシートに「司書」と書いた女性が廻ってきた。
国会図書館の司書と名乗る日向明里(井川遥)と話が弾み、ときめく。
杏花の方は、親と一緒の婚活パーティーに出ているのが恥ずかしく、ウンザリしている。
立食の時間になると、出席者と林太郎と杏花で喧嘩が始まる。
林太郎がぎっくり腰で倒れると、急に明里がやってきて、実は整形外科医であることを明かす。
林太郎を会場のソファにおいて応急措置をしている間、杏花は林太郎のカバンを探っていると、母陽子からの手紙を見つける。
手紙には、死の間際の陽子が林太郎への感謝の言葉が綴られていた。
陽子は林太郎へ自分が死んだらそのあとも夫でいる必要はないこと。
そして、娘杏花のしあわせを願っていると〆ていた。
杏花が涙を浮かべているので、晴太がハンカチを渡そうとする。
若い出席者が杏花に声をかける。
杏花は男に久しぶりだと言われるが、見覚えがない。
すると、「不破颯」と名乗った。
知り合いの晴太は、息子の虹郎の英語の先生だと紹介した。
颯は再会の喜びで杏花を抱きしめる。
驚いた杏花は、体を離して戸惑いのリアクションを見せるのだった。


テンポは決して早くなかった。
癒やしをサブテーマにしていたせいか、これでいいのだろう。
主要キャストの5人が出逢う初回としては面白い作りではないだろうか?
主役の上野樹里と田中圭が恋に臆病な30代の男女で、他の世代の3人、若い磯村勇斗と上の世代の松重豊と井川遥が積極的な人物として配置されているのが、ラブコメディーとしては定番の展開ではないだろうか?

次はこれまでの上野樹里と田中圭の共演歴について触れていこう。

    次へ

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4