【京都】電気のない時代へタイムスリップ。今年で見納め『東山花灯路』
暖かくなってきましたね。軽やかな春物のコートを引っ張り出し、お出かけを楽しみ始める人も多いのでは。
夜の冷え込みも和らぎつつある3月、京都では『東山花灯路』が始まりました。清水寺や八坂神社のある東山エリアを、風情ある「灯り」で照らすイベントです。
歴史情緒のあふれる祇園の街を、足元から優しく照らす露地行灯。電気のない時代にタイムスリップしたのかと思うほど、ロマンティックで雰囲気が良かったです。
和装の方を見かけることもあり、なおさら気分が高まりました。和服カップルなんて最高に絵になるんだから。自分が令和にいることを忘れそうになります。
イベントが実施される場所は、清水寺や八坂神社を含む東山エリア。
イベント開催エリア。赤く塗られた道は露地行灯でライトアップされています。(出典)
小路がライトアップされるほか、お寺や神社の夜間ライトアップと夜間拝観も実施。道中には、いけばなや粟田大燈呂、NAKED, INCと立命館大学によるデジタルアートなどの作品があり、灯りで夜の京都を彩ります。
円山公園
特に円山公園は圧巻でした。地上の灯りが池の水面に映り、逆さまの異世界が私を手招きしているような。そのまま水の中を歩いて鏡の国に行けるのではないか、と錯覚すら感じながら、意識をぼんやりさせて見つめておりました。
粟田大燈呂
東山花灯路は、京都の夜の新たな風物詩となることを目指し、2003年にスタートしました。今年がラストイヤーで、20年の歴史に幕を下ろすことになります。2022年は3月13日まで開催されているので、お近くの方はぜひ。
清水寺
嵐山花灯路も、昨年をもって終了となりました。こちらも洋風のイルミネーションに媚びない、温かみのある灯りが京都らしく風情のあるイベントだったのですが……残念ですね。
嵐山花灯路の記事
⇒【京都×イルミネーション】渡月橋と竹林がライトアップ!『嵐山花灯路』
八坂神社
街中で行われるイベントなので、参加費は無料です(NAKEDの花みくじや神社・お寺の夜間拝観など、一部は有料)。
今年で最後ということは、来年からはこの景色を見ることはできないのですよね……。もったいなく感じますが、終わりがあるから美しいのかも。最後の光景を記憶に焼き付け、帰路につきました。
東山花灯路
開催期間:2022年3月4日(金)~3月13日(日)
点灯時間:18:00~21:30
公式ウェブサイト:https://hanatouro.kyoto.travel/index.html
開催期間:2022年3月4日(金)~3月13日(日)
点灯時間:18:00~21:30
公式ウェブサイト:https://hanatouro.kyoto.travel/index.html