朝ドラ『カムカムエヴリバディ』2代目ヒロイン深津絵里の相手役が、深夜ドラマが似合うオダギリジョー?異例の朝ドラ出演の訳とは?

2022/1/28 17:30 龍女 龍女

今回のコラムの主役は朝の連続ドラマ小説『カムカムエヴリバディ』の2代目ヒロイン、
雉真るいを演じる深津絵里(1973年1月11日生れ)の相手役


(深津絵里。所属事務所アミューズの宣材写真から一部抜粋 イラストby龍女)

大月錠一郎を演じる
オダギリジョー(1976年2月16日生れ)である。


(『カムカムエヴリバディ』の1シーンから イラストby龍女)

深津絵里が朝ドラ史上最年長ヒロインとして話題になっているが、オダギリジョーも朝ドラに出るのはこれが初めてだ。
早生まれだが、筆者と同じ1976年生れなので、今年46歳になる。

朝ドラ出演に当たって、2022年1月11日付のTVLIFEのインタビューの一部を引用する。


正直なことを言うと、“朝ドラ”はあまり見たことがなかったんですよ。
(中略)僕は夜中の作品のほうがしっくり来るタイプだし(笑)、今までもインディーズ小さな作品に重きを置いて活動してきたので、“朝ドラ”は自分らしくないかなとだいぶ悩みました。
ただ、脚本家の藤本さんが自分をイメージして書いてくれた役だと聞くと、役者冥利に尽きる光栄なことだとうれしかったし、求めてくれた以上のものをお返ししたいという気持ちに傾いていきました。


と答えている。

筆者がこれまで観てきたオダギリジョーのドラマの出演作は、ゴールデンタイムでヒットした作品では脇役が多く、主演作で評価されたモノは、深夜ドラマの印象が強いのが確かである。
しかも、代表作は例外を除くと大メジャーの映画作品というより玄人筋に受ける。
かつてあったミニシアター系で上映するような低予算の作品が多いのも事実だ。

そこで詳しくこれまでのオダギリジョーの出演作品の傾向を見ていこう。

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