『青天を衝け』の徳川家康を演じた北大路欣也は、なぜ時代劇の大スターの当たり役を次々と引き継いでこれたのか?
今回のコラムの主役は、北大路欣也(1943年2月23日生れ)である。
(宣材写真から引用 イラストby龍女)
11月に取り上げたアレサ・フランクリンとは1歳しか違わないので、いかに大ベテランかおわかりであろう。
デビューも13歳の時の映画『父子鷹』(1956年)と65年のキャリアを誇っている。
取り上げることになったのは、徳川家康として出演している『青天を衝け』が26日に最終回を迎えるからである。
本来ドラマの登場人物として全く別の時代の徳川家康が登場するのは驚いた。
主人公の渋澤栄一が徳川幕府最後の将軍・徳川慶喜を顕彰した伝記を作った。
初代である家康を登場させて、幕府側の明治維新を描きたいというテーマを強調させたようだ。
筆者は北大路欣也を「最後の時代劇の大物」と考えている。
今も健在の時代劇の主役級の俳優と言えば、
高橋英樹(1944年2月10日生れ)、
里見浩太朗(1936年11月28日生れ) がいる。
それぞれ時代劇に対するスタンスが違う。
高橋英樹は娘の高橋真麻の影響もあって、バラエティ出演にも積極的で、歴史を絡めたバラエティ番組などで若者層へもっと時代劇を観て貰おうと言った態度が観られる。
里見浩太朗は現代劇でも脇役に廻ったり、古沢良太脚本の作品(『リーガル・ハイ』『エイプリルフールズ』)に出たりと一俳優として作品を選んでいる感じがする。
しかし、北大路欣也は現代劇では脇役も多いが、未だにテレビ時代劇での主役も多い希有な存在である。
その辺も詳細は最後に紹介する。
まずは『青天を衝け』最終回にちなんで、これまでの大河ドラマ出演作品を振り返っていこう。
(宣材写真から引用 イラストby龍女)
11月に取り上げたアレサ・フランクリンとは1歳しか違わないので、いかに大ベテランかおわかりであろう。
デビューも13歳の時の映画『父子鷹』(1956年)と65年のキャリアを誇っている。
取り上げることになったのは、徳川家康として出演している『青天を衝け』が26日に最終回を迎えるからである。
本来ドラマの登場人物として全く別の時代の徳川家康が登場するのは驚いた。
主人公の渋澤栄一が徳川幕府最後の将軍・徳川慶喜を顕彰した伝記を作った。
初代である家康を登場させて、幕府側の明治維新を描きたいというテーマを強調させたようだ。
筆者は北大路欣也を「最後の時代劇の大物」と考えている。
今も健在の時代劇の主役級の俳優と言えば、
高橋英樹(1944年2月10日生れ)、
里見浩太朗(1936年11月28日生れ) がいる。
それぞれ時代劇に対するスタンスが違う。
高橋英樹は娘の高橋真麻の影響もあって、バラエティ出演にも積極的で、歴史を絡めたバラエティ番組などで若者層へもっと時代劇を観て貰おうと言った態度が観られる。
里見浩太朗は現代劇でも脇役に廻ったり、古沢良太脚本の作品(『リーガル・ハイ』『エイプリルフールズ』)に出たりと一俳優として作品を選んでいる感じがする。
しかし、北大路欣也は現代劇では脇役も多いが、未だにテレビ時代劇での主役も多い希有な存在である。
その辺も詳細は最後に紹介する。
まずは『青天を衝け』最終回にちなんで、これまでの大河ドラマ出演作品を振り返っていこう。