新垣結衣が星野源と結婚したことでとある変化が!?竹内まりやの『元気を出して』が流れるアサヒビールのCMにヒントがあった?

2021/12/8 22:00 龍女 龍女

今回のコラムは、新垣結衣(1988年6月11日生れ)を取り上げる。


今年は二組のビッグカップルの結婚があった。
以前から交際がささやかれていた菅田将暉と小松菜奈だ。
3度の共演で息が合う演技を見せていただけに、自然な成り行きだった。
もし、連載が続けば、来年のどこかの機会に取り上げたい。

もう一組が今回のコラムの主役、新垣結衣と、星野源(1981年1月28日生れ)だ。
2016年のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で共演した。


(『逃げるは恥だが役に立つ』の1シーン、星野源と新垣結衣 イラストby龍女)

男性ファンの間に大きなガッキーロスが起こったが、筆者は個人的には、これは女性に置き換えると「ましゃロス」に似ている現象に思えた。

福山雅治(1969年2月6日生れ)は、星野源が所属するアミューズの先輩でもあるが、彼はトップクラスの人気だ。
低音の声やラジオでの下ネタや友人がリリー・フランキーなどの特徴はあるが、透明感のあるたたずまいでどちらかと言えば癖がない。
星野源もラジオでは下ネタを言ったり親友がババナマン等サブカル臭があって、好感が持てるが、一方のガッキーの方に癖を感じることは少なかった。

新垣結衣は、名字からも分かるように沖縄出身である。
それでも、沖縄出身の他の俳優とは、何か違うたたずまいの女性であるとは感じていた。
語弊があるかもしれないが、沖縄出身の人たちには独特のゆるいリズム感とエネルギーを持った人が多い。
新垣結衣にはゆるいリズム感は弱冠あるものの、エネルギーはない。

東京出身の女性を演じても、すんなり受け入れられる。
これってなんだろう?

筆者はどうにか言語化しようとしてきたが、アサヒビールのCMで竹内まりやの『元気を出して』を背景に演じている新垣結衣を観て、気づいたのだ。

新垣結衣って竹内まりやの世界に合う!

しかし、ここにたどり着くまでに新垣結衣は、これまでは最先端の働く女性像を演じてきた気がする。
星野源と出逢った作品である『逃げるは恥だが役に立つ』ですら。
新垣結衣が演じた森山みくりがしている家事代行業は同じ家事を請け負っても、主婦とは違う。
給料を貰うことでプロ化する。
契約結婚という形をとって、仕事をする公と男女間の契約である婚姻について、問いかけるドラマであった。

そして結婚後の新垣結衣は、竹内まりやの世界が似合う人になろうとしている。
その意味について、考えていこう。

まずは筆者が毎回楽しみに観ていたドラマ『リーガル・ハイ』における新垣結衣の役柄を思い出しながら、新垣結衣の個性について分析してみる。

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