こんにちは。四月さよならです。

私の娘のすいかは0歳で突然脳梗塞になり、現在4歳。軽度麻痺と軽度知的障害はありますが、今は毎日めちゃくちゃ元気に楽しく暮らしています。そんなすいかについての泣いたり笑ったりのマンガコラムを連載中です。

◆まだ新生児だったすいかに何が起こったのか？最初から読みたい方はこちらからどうぞ！「なぜけいれんが…？」0歳娘が脳梗塞になった話（その１）


《登場人物》


さて、今回からは、すいかが脳梗塞になった後、私も夫も一番不安だったこと。
「すいかは一体どのくらい成長するの？」ということについて少しずつ振り返っていきたいと思います。


大きすぎる脳の損傷

MRIの画像をお医者さんから最初に見せられたのは、すいかがICUに入院した二日目のときでした。その時点でかなりショックでしたが、そこからさらに脳梗塞は拡がっていき、最終的に見たMRIの画像は、「こんなことってある…？」と言いたくなるくらいのものでした。



このMRIの画像が頭にこびりついて離れませんでした。素人目に見てもあるはずのものがぽっかりと消失している状態で、目の前のすいかは何の変哲もない赤ちゃんなのに、頭の中は「あるべきもの」が「ない」状態なんだと意識すると途端に恐くなりました。





やっぱり不安。

それは当然夫も同じ気持ちで、







ICUではすいかは人工呼吸器に繋がれて眠った状態だったため自分で動くことはありませんでしたが、小児病棟に移ってからは意識も戻り、自分の好きに手足を動かしていました。口には出さないけど夫がその姿を見て安心しているのが伝わってきました。それだけ、あの脳の損傷で身体を動かすことができるんだろうかということが不安だったんだなとも思い、切なくなりました。