「なぜけいれんが…?」0歳娘が脳梗塞になった話(その1)【すいかがやってきた日】

2021/5/21 12:00 四月さよなら 四月さよなら

こんにちは。四月さよならです。
義父に「なんか暗い名前やなあ」と言われてしまいました。
「四月」は苗字、「さよなら」は名前、みたいな気持ちでやっています。
どうぞよろしくおねがいします。

さて、前回は娘のすいかと私のひらがな奮闘記(?)発達ゆっくりな4歳娘にひらがなを覚えてもらおうとしたところ・・・
をご覧頂きましたが、
今回から数話は、すいかが赤ちゃんのときに突然の脳梗塞になってから、
今の平和な生活にたどり着くまでのお話を描いていきたいと思っています。

自分の産んだ娘が、原因も分からないまま広範囲の脳を損傷したこと。
それはもう元には戻らないということ。
だけど今、こうして元気に暮らしているということ。

少しずつ描いていきますので、お付き合い頂けたら幸いです。

《登場人物》 





すいかがやってきた日


それは出産予定日より2週間ほど早い朝でした。







ちょっとこの絵では伝わりづらいですが本当に可愛かったです。

妊娠37週と5日。体重3160グラム。妊娠中も何のトラブルもなく、週数も体重も(分娩は吸引でしたが)特に問題はありませんでした。ただ、めちゃくちゃ痛かったですが・・・。

エコーで見てはいたけど、本当に無事に育っているのかやっぱり不安だったので、初めてすいかの姿を見たときは、痛みで朦朧としつつも五体満足で産まれてきたことに安心しました。



後にすいかが後遺症として様々な疾患を負うことで、改めて五体満足や健康の意味を考えるようになったので、このときこう思ったことを強く覚えています。
あのとき「良かった・・・」って思ったのに。と、情けないような悔しいような気持ちに何度もなりました。

出産後初の食事は焼きそばだったのですが、疲れすぎて何の味もせず輪ゴムを食べているみたいでした。(なんかよく聞く豪華ディナーみたいなのは全然ありませんでした)
そこから休む間もなく、育児(乳首からおっぱいを絞りだす)がスタート。

妊娠中や子育て中の人ならみんなそうかもしれませんが、
私も元々の心配性に輪をかけて生後1日目からあらゆることを心配しまくってました。









何が正解か分からないまま毎日ドキドキしながら育てていました。
数時間おきの授乳よりも、疑問が解消されないままふにゃふにゃの危うい存在を毎日お世話しなければならないということが一番辛かったです。

辛いながらに奮闘し、少しだけ、本当に少しだけ慣れてきた生後3週目のときでした。



1ヶ月検診は一つの成長の区切りでもあったし、それまでの疑問を解消できる機会だと思っていたので、その日を指折り数えて待ち望んでいたのですが・・・

すいかと私は1ヶ月検診に行くことはできませんでした。

つづく

(漫画・文 四月さよなら)

◆つづきはこちら↓↓↓
「昨日まで家族3人、川の字で寝ていたのに…」0歳娘が脳梗塞になった話(その2)【忘れられない日】

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今後ともどうぞよろしくお願いします。