眞栄田郷敦、岡田健史、山田裕貴…【春のイケメン祭り】第1弾は、何らかの理由で挫折して役者になった俳優たち!?

2021/4/21 22:00 龍女 龍女

②岡田健史(1999年5月12日生)

現在放映中の大河ドラマ『青天を衝け』。
幕末イケメン特集で必ず登場する渋沢平九郎こと尾高平九郎を演じている。

筆者が岡田健史をとりあげることにしたのは、同居している母が
「あさイチに出ていたあの子、面白かったよ」
と教えてくれたからだ。
毎週金曜日にあるプレミアムトークのゲストに出ていたのだ。
話し込んでいるうちに
「あ、日本アカデミー賞のスピーチで落合博満の言葉を引用していた!」
と、日本アカデミー賞授賞式の新人賞を受け取った後のスピーチの様子を思いだした。

福岡出身で、野球留学で長崎の創成館高校に進学した。
岡田健史の学年は弱くて、県大会で敗退。
野球部を引退した後、演劇部にスカウトされた。
上演予定の演目が、特攻隊が題材だったので、坊主頭の岡田健史少年にピッタリだったらしい。
社会人でも野球をしようとしていた男が一転演技に目覚めた。

19歳の時にオーディションで有村架純の相手役に抜擢され、『中学聖日記』でTVドラマデビューした。



若手俳優にしては、珍しく、特撮→プライムタイムドラマのレギュラー→朝ドラ→大河ドラマのルートをたどらなかった。
プライムタイムのドラマのレギュラー→大河ドラマに出演という経緯であった。

今季は、テレビ朝日の看板ドラマ枠木曜21時の玉木宏主演の『桜の塔』で、捜査一課の刑事富樫遊馬を演じる。


③山田裕貴(1990年9月18日生)



山田裕貴は、元プロ野球選手・山田和利の息子である。
山田和利は、現役は中日ドラゴンズ→広島東洋カープの選手だった。
現在は広島東洋カープでコーチをしている
山田裕貴は父の母校でもある愛知の高校野球の名門、東邦高校に進学したが、プロになれるレベルにないと悟り挫折した。

卒業後に入ったのが、演劇学校のワタナベエンターテイメントカレッジである。
日本の芸能界を作った渡辺プロの系列の専門学校だ。
HPを観ると、一番の出世頭な事がわかる。
現在もワタナベエンターテイメントに所属し、俳優集団D-BOYSのメンバーである。

中高年層の定番番組枠、TV朝日の水曜21時の刑事ドラマ、井ノ原快彦主演の『特捜9』の第4シリーズに若手刑事新藤亮として出演中だ。
第1シリーズからレギュラーで、30になってもう若手?ではない気もするが、レギュラーの最年少だ。

TVドラマデビューは、海賊戦隊ゴウカイジャーのゴウカイブルーだ。
レンジャーモノの制作会社は東映なので、同じ東映の刑事ドラマ『特捜9』のレギュラーに繋がっている。


山田裕貴がもう一つ長年演じている役がガチバンシリーズと派生した『闇金ドッグス』(2014年~)の安藤忠臣役だ。

デビュー時、目力で、特撮ヒーローのブルーに抜擢されたので、ヤンキー役か刑事役に振りやすい。

映画の最新作は『東京リベンジャーズ』(7月9日公開)。
東京卍會の副総長、ドラケンこと龍宮寺堅を演じる。

野球で鍛えた基礎体力もあるので、俳優は一種のアスリートであると考えるならば、それにふさわしい素養は身につけている。

筆者が本格的に名前を知ったのは、朝ドラの『なつぞら』で小畑雪次郎役だ。
山田裕貴は、スピンオフの短編ドラマでは主役をしている。
MBSの深夜ドラマ『ホームルーム』(2020年1~3月)では変態美術教師、NHKのよるドラ『ここは今から倫理です。』(2021年1月~3月)では倫理の教師と、風変わりだが別々の教師像を演じた。
筆者が描いたイラストでも、同じような角度の顔なのに雰囲気の違う仕上がりになった。
カメレオン俳優と言われているのがよくわかる。

大河ドラマも2017年の『おんな城主 直虎』で庵原朝昌役で出ているが、時代劇経験は少ない。
しかし、東映での仕事も多いので、いずれ東映京都制作の時代劇で一度主役をしてほしい。
更に30代の後半あたりに大河ドラマの主役をやってほしい人である。

※参考文献春日太一『役者は一日にしてならず』


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写真:タレントデータバンク
岡田健史|1999/5/12生まれ|男性|O型|福岡県出身)

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