『紅白歌合戦』やMVで華麗なダンスを披露した土屋太鳳は大学卒業後もダンサーも続けるの?転身した人と兼業する人の違いがわかった。

2021/3/31 22:00龍女龍女

土屋太鳳(1995年2月3日生)が、日本女子体育大学体育学部運動科学科舞踊学専攻を8年かけて、ようやく卒業した。

2005年のオーディションからデビューして芸歴は16年目。
筆者が初めて観た出演作品が名作漫画の実写化『釣りキチ三平』(2009)の主人公・三平(須賀健太)の幼なじみ、高山ゆり役だった。

卒業まで8年を要した理由としては、大学在学中の2014年に朝ドラ『花子とアン』の村岡花子(吉高由里子)の妹・安東もも役から、2015年の朝ドラ『まれ』の主人公・津村希役をオーディションで獲得した以降に多忙になったことが大きい。
映画・ドラマ問わず主演俳優の一員に加わった。
中退する人が多いケースなのに、無事卒業にこぎつげた頑張りは、敬服の至りである。
ここまで、大学卒業にこだわったのは、3歳から続けている数多くの習い事の中でも得意ジャンルが舞踊(日本舞踊・クラシックバレエ・ヒップホップダンス)に集中しているためで、当然その成果としてダンサーとしての活躍も観ていきたい。

『まれ』のOPでも、踊りを披露したのが印象に残った。
特に圧巻だったのは、2016年の紅白歌合戦で、郷ひろみの『言えないよ』でのコラボレーションだった。
踊る土屋太鳳は、喋るときの明るい雰囲気とはまるで別人になる。


覆面歌手シーアの日本版ミュージックビデオのダンスでは、狂気すら感じさせる感情の激しい表現を見せた。
さて、最近作では大人の女性の役柄も増えた土屋太鳳は、俳優業と並行してダンサーとしても活動するのか?
年代が近く、少し先に正式な社会人になった二人の俳優を参考に、考察してみよう。

まずは、趣里(1990年9月21日生)から。4歳からクラシックバレエを学び元々バレエダンサーを目指していた。
15歳でイギリスのバレエ学校へ留学するものの、度重なる怪我でドクターストップがかかり、断念せざるを得なくなり帰国した。
失意の中で、次の進路を模索している最中に出会ったのが、塩谷俊主宰の演技学校『アクターズクリニック』だった。
そこで演技の魅力に目覚め、俳優の道に進む。
両親も俳優(父・水谷豊、母・伊藤蘭)ではあるが、自分の意思を尊重する教育方針で育ったこともあり、舞台・自主映画で地道にキャリアを築いた。2015年に芸能事務所トップコートに所属。
2016年朝ドラ『とと姉ちゃん』のあなたの暮らし出版社の社員・大塚寿美子役で注目されると、2018年に『生きているだけで、愛』で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞している。

筆者が期待しているのは、声である。
朝ドラの演技でいち早く惹かれたのは声だった。
声優やナレーターは舞台演劇志向の俳優に合う仕事の一つである。
ドキュメンタリーやアニメへの進出も期待したい。


石橋静河(1994年7月8日生)は、4歳よりクラシックバレエを始め15歳でボストン、カルガリーのバレエ学校に留学後、2013年に帰国。
コンテンポラリー・ダンサーとして活動する。
俳優活動を開始したのは2015年。
2017年『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の初主演で注目され、各映画賞の新人賞を獲得する。
2018年に朝ドラ『半分、青い』の萩尾より子役。
同年のNHKの地域初ドラマ『You May Dream』でシーナ&ロケッツのシーナこと悦子役で初主演(ちなみに父のロック歌手で俳優の石橋凌は、シーナの生涯の伴侶となった鮎川誠と同じ福岡県久留米市の出身である)。
石橋静河のコンテポラリーダンスは、CMでも観ることが出来る。
筆者がおすすめなのは、『行くぜ、東北。』(2019年JR東日本11月)のコミカルダンスである。

    次へ

  1. 1
  2. 2