隕石落下!?北斗七星や天女の伝説がある星田妙見宮(2/3)
■自分の守護星を知って参拝する「如意輪観音巡り」

星田妙見宮の本殿へ向かう参道には7体の仏像が点在してあり、それぞれが星を司る「如意輪観音」といいます。
この7つの星の仏様、実は自分の生まれ年から導き出し、人それぞれ守護星が決まっています。
参道へ向かう道沿いに年表が書かれた看板があって、それを見て自分の「本命星」と「元辰星」を導き出し、一人につき2体の仏像をお参りします。


ちなみに「本名星」は健康や寿命を司る星、「元辰星」は一生の運気を司るものでこの2つを参拝することでその守護が一層強まるようです。
しっかりお参りしたいですね!
外から見ると“こじんまりとした神社なのかな”と思っていましたが、参道を歩いているうちにその印象は変わります。
“凄いところに来てしまった!”
と思うくらい、周辺の空気が澄んでいて凛と鋭く、とても力強いパワーを感じました。
そして参道にある必見スポットがもう一つ。
こちらの「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)様」。

あまり馴染みのない名前だと思いますが、こちらは「トイレの神様」です!!
たまにお手洗いに祀られているのを見かけることがありますが、単体で、お手洗い以外の場所でしっかりと祀られているのは珍しく、私も初めて見ました。
トイレは誰もが皆使いますし、私たちにとって一番身近で一番大切な神様です。
こちらもしっかりとお参りしておきましょう!
■空から降ってきた隕石!?
御神体 織女石(たなばたせき)

進んで行くと階段が見えてきて、その先に拝殿があります。
こちらが妙見宮山上拝殿です。

かつて弘法大師が獅子窟に入り、秘法を唱えられた際、天上より七曜の星が降り、3か所に分かれて落ちたといい、そのうちの1つが星田妙見宮の御神体といわれています。
御祭神は
天之御中主大神
高皇産霊大神(たかむすびのおおかみ)
神皇産霊大神(かみむすびのおおかみ)
北辰妙見大菩薩(仏教にて)
太上神仙鎮宅霊符神(道教・陰陽道にて)
拝殿の天井部には十二支方位盤もあります!

拝殿前は強い気を感じるだけでなく、独特な雰囲気が立ち込めていました。

神道、仏教、というよりも陰陽道に近いような、とても神秘的な空気を感じました。
妙見様は神仏以外に実はもう1つの別名「太上神仙鎮宅霊符神(たじょうしんせんちんたくれいふしん)」という、道教・陰陽道における呼び方があります。
その神様にちなんだ霊符が「鎮宅七十二霊符」と呼ばれるもの。

かつて中国皇帝に最高の守護符として尊ばれ、除災開運に絶大な霊力を発揮したといわれる秘宝の霊符です。
人生にまつわる72の災い事を鎮めると言われている最強の貴重な霊符。
予想以上にサイズが大きく立派なものだったので、お求めの方は持ち帰るようの大きめのバッグ(トートバッグサイズ)が必要かもしれません。
またそのほか、先ほどの自分の「本名星」と「元辰星」をセットにしたお守りもありました。

自分の寿命と一生の運気を司ってくれるという心強いお守りですね。
御朱印帳も、星にちなんだオリジナルデザインで可愛かったです!

さて、拝殿をお参りした後は、左奥に進んでいきます。