おしゃれな家具のデザイナー イームズが作った映像作品5選!

2020/5/28 20:50 KIN KIN



上記の椅子、お洒落なカフェや雑誌などで見たことありませんか?これは1940年代から70年代にかけて活躍したイームズと言うデザイナーがデザインしたものです。

イームズが活躍した20世紀の半ば頃をミッドセンチュリーと呼び、技術や素材の発達などもあり、優れた家具が造られた時代でした。



そのような時代に夫婦で活躍したレイ&チャールズ・イームズ夫妻は建築や家具のデザインなどを手がけていて、その家具はいまだに大人気です。

そのイームズ夫妻、実は素晴らしい映像作品を数多く作っているのです。ここではその映像作品をいくつかご紹介します。



「パワーズ・オブ・テン」



Powers of Ten with Japanese translation

是非見て欲しい。まずはこれです。イームズの作った映像と言ったら一番有名なもの。科学館などで見た人もいるかもしれません。

10のn乗を映像で見せていくものですが、マクロもミクロも一つの宇宙だということがわかりますね。これをフィルム映像の時代にアニメーションで作ったというのがすごいです。



「おもちゃの汽車のトッカータ」



Toccata for Toy Trains (1957)

おもちゃの汽車が駅から駅まで走っていくシーンを中心にして街中の人、踏切で待つ車、車窓の景色などの映像も流れる。そして、模型内部のウォークスルー映像まで出てくる懲りようです。



「コマ」



Tops (1969)

独楽が回るだけの映像。独楽と言っても様々な形、回し方があり、そこがデザイナーの心を捉えたのでしょうか?後半いろいろな独楽がただただまわると言うところがとにかく美しい映像。



「メキシコの祝祭~死者の日」



Day of the Dead (1957)

メキシコのお祭りである死者の日の映像。静止画と動画を混ぜながらデザイナーならではの細かな視点でドクロなどの様々な造形やお祭りの色彩を切り取っていく映像がかっこいい。



「エラステネス」



ERATOSTHENES

IBMマスマティックス・ピープ・ショウという幾つかの映像の中の1本。数学的なコンセプトについてその概念を簡単に教えてくれるシリーズ。地球の大きさを測ったエラステネスについてアニメーションで解説。アニメーションがとても良い。





イームズ夫妻の作った映像としては他にもカレイドスコープ・ジャズ・チェアという椅子を万華鏡のように美しく見せる映像やブラックトップと言う道路の上に流れる水と泡をただただ映していくというなんとも美しい映像などもおすすめです。






イームズシェルチェア ハーマンミラー社
https://storesystem.hermanmiller.co.jp/fs/hmjapan/c/eames_shell_chairs



イームズのデザインした椅子は今でも販売されていて大人気です。見た目だけのデザインではなく、詳細にこだわりながらも全体を組み立てていく。

イームズ夫妻がデザインした家具から映像制作においてまでそのスタイルは一貫している気がします。今も人気である秘訣でしょうか?