ZOOM飲み疲れに!オンラインキャバクラがわり!釈お酌がヤバい【平成レトロ】

2020/5/8 12:00山下メロ山下メロ


■ 自粛生活やZOOM飲みに疲れていませんか?

2020年5月、新型コロナウイルス感染防止のための緊急事態宣言下においては、外出にも気を遣い、集まって酒食を共にするようなアクティビティーが極端に制限されています。そんなストレスを発散させるべくZOOMなどのマルチビデオチャットのアプリやシステムを使い、俗に「ZOOM飲み」などと呼ばれる、複数人でのテレビ電話による飲み会が開催されたりしています。


しかし、楽しい楽しいZOOM飲みにもストレスは存在します。

人が多いと話すタイミングが難しい。プライベート空間である部屋を見られるのが恥ずかしい。家にいるのに着替えたりメイクしたり面倒くさい。店からの追い出しや終電がないので終わらない。

各自がバーチャル背景やスナップカメラのフィルタを変更し続けるという地獄の大喜利が続く……最初は面白がれるものの、何度も見たことがある背景やフィルタには、もはや反応するのも疲れます。

そんなとき、ネットなどを介さずとも、あなたとお酒を飲んでくれる素晴らしいパートナーを紹介しましょう。

なんと、釈由美子さんです。

あの女優の釈由美子さん。

それが叶う夢のアイテムが存在するのです。


■ その名は「釈お酌」

2020年の春は花見が中止になったり、「花見で集まるな!」…という風潮があったりしましたが、1年前の2019年の春を思い出すと……釈お酌を持って花見をしていました。



これはバンダイが2002年に発売した「釈お酌」という商品。当時から大活躍されていた女優の釈由美子さんが、まるでお酌をしてくれている感覚が味わえるのです。おそらく会議で「しゃく」と「しゃく」をかけたら面白いんじゃない??みたいなノリで考えたダジャレ企画が、まかり間違って通ってしまったのか……などと勘繰りたくなる商品で、バブルが遠くなっていった2000年代初頭の商品とはとても思えない攻め方です。



釈お酌にビールをセットしてみました。350ml缶も500ml缶も使用可能です。この釈由美子さんが似ているかどうかはさておき……。100種類のボイスを喋り、体の大きさと不釣り合いなデカい缶を傾けてくれます。



こうして下にプラカップを置きます。グラスであればそのまま押し込めばいいのですが、プラコップなので手で押します。



このように釈由美子が缶を傾けてお酌をしてくれる……のですが、まだまだ注いだ量をセンサーで感知して止まったりしないので、自分で判断して良きところで声を出すか、左手前にある赤いボタンを押して止めないといけません。声に反応しないときもあるので、危険すぎます。実際に使っている動画もご覧ください。


「釈お酌」は放っておくと「お仕事どうでしたか?」とか「もう一杯いかがですか?」と話しかけてくれます。特に現代のAIスピーカー的なものではないので、こちらの反応によって話すのではなく、あくまで一定時間ごとに再生されるのですが、これならオンラインキャバクラなど行かずとも、女の子とお酒を飲みながら会話が楽しめます。ZOOM飲みにありがちなストレスもありません!

そして、実はこの「釈お酌」にはテーマソングがあります。しかもそれをCDでリリースするという、バブル時代のようなメディアミックス戦略がとられていたのです。



通信カラオケにも、テーマ曲の「釈お酌」が入っていました。「リストライヌネコ」という歌詞が良いですね。まさに「リストラ」という言葉が生まれて使われていた時代です。

では、私が実際に釈お酌を紹介した動画を撮影いたしましたので。是非ご覧ください。

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■ さいごに

ZOOM飲み疲れ、チャレンジ疲れ、バトン疲れにも、これさえあれば楽しく巣ごもり生活ができますね。みなさんも是非購入してみましょう。

では、最後に去年の花見において、釈お酌が原因で起こった悲劇について、注意喚起もかねて再度みなさんにお伝えしたいと思います。




これは、何の場面かといいますと、とある花見の席で必死に笑いをこらえている瞬間です。そのとき花見の会場を3つハシゴしていたのですが、送別会を兼ねた会にも混ざりました。私はその人にはお世話になってないのですが、みんなが別れを惜しみ、そして引退会見のようなセレモニーが始まりました。辞める方が、思い出話や、これからの決意などを話され、途中で感極まって泣いていました。聞いている人たちも声をかけたり、もらい泣きしたりで、とてもハートフルで切ない場面です。辞める方のスピーチも、涙をこらえながらで、とぎれとぎれになりました。

そのときです。空白を埋める声がそっと響きました。





「もう一杯いかがですか??」





……そうです。

声の主は私の前にあった「釈お酌」でした。私は慌てて電源を切りましたが、時すでに遅し。ふざけてる状況ではないので、誰も笑いません。私は申し訳なさ過ぎて顔を伏せてましたが、思い返せば返すほど状況が面白すぎて笑いをこらえるのに必死でした。緊張と緩和。まさに出来すぎたコントのよう。


↑ 中央左に立っているのが辞める人。右下が私。





新しく釈お酌オーナーになるみなさん、電源の切り忘れにはご注意を。







では、また次回。







(文と写真:山下メロ)


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