アマビエ様がバブル時代にファンシーグッズ化!?…アマビエチャレンジ【ファンシー絵みやげ】(1/2)
■ 話題のアマビエさま
アマビエは、江戸時代に肥後国に現れたとされる半人半魚で「もし疫病が流行することがあれば、私の姿を描いた絵を人々に早々に見せよ」と言って海へ消えたと伝えられているそうです。
— 妖店百貨展 (@youmisedori) March 3, 2020
というわけで、コロナ終息祈願!と、素敵な絵師さんたちが #アマビエ の姿を!!←タグで是非とも拝んでください! pic.twitter.com/s2XNBdSh8h
アマビエを最初に紹介したツイートがこちらです。「話題のアマビエ様!」と言ってみたものの、すでにアマビエの話題やらイラストはネット上に溢れかえり、厚労省がキャラクターに使ったり、お菓子になったりと、さらなる展開を遂げています。
ちなみに私は1980年代から1990年代に日本中の観光地で売られていた子ども向けの観光地みやげ「ファンシー絵みやげ」を収集・研究しています。
今年は自著『ファンシー絵みやげ大百科』を出版させていただき、充実した保護活動ができました。
— 山下メロ(ファンシー絵みやげ・平成レトロ・アウトデラックス) (@inchorin) December 31, 2018
帰省される方は、ぜひ本書を参考に実家に眠る観光土産品を救い出してください。https://t.co/xLMeOowYIU#ファンシー絵みやげ #ファみ活 pic.twitter.com/j9R36DR5R1
ネットでは色んなタッチでアマビエ様を描くアマビエチャレンジなどが流行しましたが「じゃあファンシー絵みやげならどうなるの?」……と、なりますよね。私もそう思いました。しかし観光地に行けない状況となれば、これまでさんざん保護して購入した袋のまま部屋中に残置していたファンシー絵みやげの分類・整理・収納という途方もない作業に追われ続け、気づけば時期を逸した感じもあります。なんと『みんなのアマビエ』という書籍まで発売されるとか……。
【予約開始】ツイッターで募ったアマビエ様を収めた『みんなのアマビエ』が本になります! 疫病退散の祈りをこめて投稿された作品を緊急出版。水木しげる先生や西原理恵子先生他のイラストから彫刻、陶芸、ガラス、あみぐるみ…と様々なアマビエ様87作品を掲載しています。https://t.co/eOdOtNNPQ4 pic.twitter.com/EC6nX2IjSd
— 「みんなのアマビエ」編集部 (@amabie_fusosha) April 15, 2020
しかし、やりましょう。やりたいのです。やらせてください。ネットにアマビエの絵が溢れたように、私もやりたいのです。地道な分類作業をしながら、横目でうらやましく思っていたのです。ああ、アマビエが描きたい。頑張れば書籍に掲載されたかもしれない……などと悔やみながらも、今更描こうではないか。
■ アマビエ的ファンシー
さて、アマビエっぽい要素を持ったキャラクターを参考にしようと思ったのですが、どう考えてもアマビエ要素を持ってるのはサンリオのハンギョドンではないか……と思っていたのです。で、検索してみました。
確かにアマビエ様とハンギョドンは近いかも!w pic.twitter.com/n3fk9jwOpY
— ハッシーぽてと (@potato_ohashi) March 8, 2020
かなり早いタイミングで指摘・比較されている方がいらっしゃいましたね。さらには、こんなものも……。
ハンギョドン「仲間が呼んでる気がする、、、。ぼくでも役に立てるかな」
— はぴだんぶい【公式】 (@hapidanbui) April 29, 2020
#はぴだんぶい #サンリオ pic.twitter.com/wN2eA6JARs
なんとサンリオ公式がアマビエのコスプレをしたハンギョドンを描いてます。しかもツイートされたばかり……これなら、私の動きも遅くないのでは……。
というわけで、まずは特徴を見ていきます。
・尖った口
・エラ
・長い髪
・菱形の目
・ウロコの体
・三本の足
こんなところでしょうか。
まずは尖った口。これは大体のファンアートにおいて鳥のクチバシのように描かれていますね。ファンシー絵みやげでも鳥の口を参考にすると良いかもしれません。ただし鳥はデフォルメしづらいというのが定説です。
酉年なので鳥キャラのキーホルダー。ペンギンとフクロウが多いけど他の鳥は少ない。二頭身にディフォルメしづらいからだと思われる。 #ファンシー絵みやげ pic.twitter.com/c2QfSyqZYr
— 山下メロ(ファンシー絵みやげ・平成レトロ・アウトデラックス) (@inchorin) January 3, 2017
酉年と初夢の富士鷹茄子で鳥キャラ探すも少ない。 #ファンシー絵みやげ は二頭身擬人化が基本だから直立姿勢が自然なペンギンが多い(CANビールの影響も)。あとはサブキャラ扱いが多い。 pic.twitter.com/zS1eWJDVhB
— 山下メロ(ファンシー絵みやげ・平成レトロ・アウトデラックス) (@inchorin) January 4, 2017
こんな感じですね。中でも直立してる人型に描かれるのがカラス天狗です。主に鳥取県の大山で見つかります。ネゴシックスさんと一緒に大山で保護活動に行った際、参考に持って行ったのがまさに……ですね。
山下メロさんのファみ活で大山へ
— ネゴシックス (@negoshix) January 16, 2020
この後実家近辺安来へ pic.twitter.com/HeEvzHmFel
これを参考にしましょう。