アマビエ様がバブル時代にファンシーグッズ化!?…アマビエチャレンジ【ファンシー絵みやげ】(1/2)

2020/5/1 12:00 山下メロ 山下メロ


■ 話題のアマビエさま


アマビエを最初に紹介したツイートがこちらです。「話題のアマビエ様!」と言ってみたものの、すでにアマビエの話題やらイラストはネット上に溢れかえり、厚労省がキャラクターに使ったり、お菓子になったりと、さらなる展開を遂げています。

ちなみに私は1980年代から1990年代に日本中の観光地で売られていた子ども向けの観光地みやげ「ファンシー絵みやげ」を収集・研究しています。


ネットでは色んなタッチでアマビエ様を描くアマビエチャレンジなどが流行しましたが「じゃあファンシー絵みやげならどうなるの?」……と、なりますよね。私もそう思いました。しかし観光地に行けない状況となれば、これまでさんざん保護して購入した袋のまま部屋中に残置していたファンシー絵みやげの分類・整理・収納という途方もない作業に追われ続け、気づけば時期を逸した感じもあります。なんと『みんなのアマビエ』という書籍まで発売されるとか……。


しかし、やりましょう。やりたいのです。やらせてください。ネットにアマビエの絵が溢れたように、私もやりたいのです。地道な分類作業をしながら、横目でうらやましく思っていたのです。ああ、アマビエが描きたい。頑張れば書籍に掲載されたかもしれない……などと悔やみながらも、今更描こうではないか。


■ アマビエ的ファンシー

さて、アマビエっぽい要素を持ったキャラクターを参考にしようと思ったのですが、どう考えてもアマビエ要素を持ってるのはサンリオのハンギョドンではないか……と思っていたのです。で、検索してみました。


かなり早いタイミングで指摘・比較されている方がいらっしゃいましたね。さらには、こんなものも……。


なんとサンリオ公式がアマビエのコスプレをしたハンギョドンを描いてます。しかもツイートされたばかり……これなら、私の動きも遅くないのでは……。

というわけで、まずは特徴を見ていきます。

・尖った口
・エラ
・長い髪
・菱形の目
・ウロコの体
・三本の足

こんなところでしょうか。

まずは尖った口。これは大体のファンアートにおいて鳥のクチバシのように描かれていますね。ファンシー絵みやげでも鳥の口を参考にすると良いかもしれません。ただし鳥はデフォルメしづらいというのが定説です。



こんな感じですね。中でも直立してる人型に描かれるのがカラス天狗です。主に鳥取県の大山で見つかります。ネゴシックスさんと一緒に大山で保護活動に行った際、参考に持って行ったのがまさに……ですね。


これを参考にしましょう。

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