あんまり大丈夫じゃない!?…志村けんさんが観光に与えた影響とは【ファンシー絵みやげ】(1/2)

2020/4/17 12:00 山下メロ 山下メロ


■ 志村けんさんの訃報


先月、志村けんさんの訃報が大きく報道されました。「志村けん禁止」の家庭で育った私でさえ、周囲の友達からのギャグの洗礼を受け続け、そして家を出てからは深夜帯のコント番組を好んで観ていました。


時を経て、志村けんさんと所ジョージさんの正月番組『志村&所の戦うお正月』に、今年までの3年連続で昭和や平成のレトロ系資料を提供し、昨年は出演するという機会もあったほどです。


さらに、同じく先月発売されたドラマ『ハイポジ』のオフィシャルブック。こちらでは山下メロが80年代の部屋再現写真で協力しているのですが、ここでもしっかり志村さんの特集ページが組まれています。


そんな志村さんは音楽にも造詣が深く、当時音楽誌に登場していたことなどが話題となりました。生前に出演された番組で、試聴できないのでレコード店に通ってジャケ買いし、有名なヒゲダンスのテーマ曲を選んだとも仰ってました。


笑いにも音楽にも真摯に向き合っていた志村さんは、音楽業界にも影響を与えていました。たとえば電気グルーヴへの影響を感じさせるのがこちらです。


さて、音楽業界だけでなく観光業。いや、観光物産への影響もありました。ファンシー絵みやげという1980年代から1990年代の子ども向け観光地みやげを研究する私は、特にその影響の強さを感じてきました。では、その一端を見ていきましょう。

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