バブル時代に死ぬワニ!?……ワニ受難の観光地みやげ【ファンシー絵みやげ】

2020/4/3 12:00山下メロ山下メロ


■ 100日後に死ぬワニのカフェ


前回も紹介しましたが、SNS上で発表されて話題にとなった『100日後に死ぬワニ』です。読者にはあらかじめ主人公の死ぬ日が分かっていて、毎回カウントダウンしていくというのは斬新で注目を集めました。今週はワニカフェがオープンしたことで、さらに今後どんな展開があるのか楽しみですね。


さて、そんな人気者のワニですが、あまり主役のキャラクターとなることがありませんでした。私が保護している1980年代から1990年代にかけて日本中の観光地で子ども向けに作られ販売されていた「ファンシー絵みやげ」にもワニのアイテムは少しだけです。

前回に引き続き、どんな「ファンシー絵みやげ」があるのか見ていきましょう。


■ ワニとファンシー2



前回はこんな風にキーホルダーを中心にお届けしました。今回は、観光地で売られていたファンシーな暖簾(のれん)を紹介します。暖簾と言えば銭湯や温泉のイメージがあるように、温泉街を中心に作られました。特にファンシー絵みやげの暖簾は自分の部屋の入口に飾る用途でしたが、今ではあまり見かけませんね。



「BIKKURIおんせん探検隊」……このように温泉モチーフです。ファンシー絵みやげはカップルで描かれることが多いので混浴になっています。そしてワニ……混浴といえば……ネガティブな言葉ですが「ワニ族」でしょうか。ヤシの木もあることから、南国風にして、海水浴場などでも販売できるように作ったものかもしれません。



こちらは女の子からエルボーを食らったワニが「GUE!」と言って目を回しています。死んではいないと思いますが、かわいそうですね。鼻血も出ています。これはワニ族を退治してるのでしょうか。



「A・AGO HAJURDU」!?もはやなんと言っているか不明です。なぜか子ワニの前で男の子に口を開かれる父ワニ。このワニが何をしたというんでしょうか。男の子の動機は!?……まさかこの行為でワニは死なないと思いますが。

ちなみに男の子もヒザに絆創膏を貼っているので、怪我をしながらの争いなのかもしれません。余計に意味が分かりませんね。



さらに新たな暖簾が見つかりました。同じおんせん探検隊ですが、こちらはモノクロで丈も長く、イラストも違うようです。



やはりワニが、過剰に「かわいがり」を受けています。「BOIN!」と殴られて涙と鼻血。死にはしないでしょうが、これもまたワニ族の退治でしょうか。



今度は「KE!」「HIDA GA HAJUREDU~」と、舌を引っぱられています。男の子の目的がなんなのか。ただじゃれあっているだけなのか。これによって3か月後くらいに死なないことを願います。



他にも、ヤシの木の上にも小さくワニがいたり。



ワニとシャンプー!!(ももクロの曲も、実は予言されていたのでしょうか…)


というわけで、主役ではありませんがたくさんのワニが描かれていました。バブルの時代に、南国っぽさを演出する上で、ワニは重要なキャラクターだったんですね。そんなワニに再びスポットライトが当たったことをとても嬉しく思います。



では、最後にこちらをご覧ください。





こんな立て看板がありました。KIDSが危険なので、ワニ側への警告として書かれているというのが面白いですね。これは両方の暖簾にあります。





「WARNING」……90年代、いしだ壱成さんが「WARNING」というシングルCDを発売……いや、違う……これは……「ワーニング」と「ワニ」のダジャレ!?







僕なにか悪いことしました?



では、また次回。





(文と写真:山下メロ)


山下メロのTwitter


《書籍発売のお知らせ》

ドラマ『ハイポジ』のオフィシャルブックが発売されました。こちらに山下メロが部屋再現写真で参加しています。


《番組出演のお知らせ》

J-WAVE にて AR三兄弟の川田十夢さんがナビゲートする『INNOVATION WORLD』に山下メロがゲスト出演いたしました。
番組Webサイトの記事


《番組出演のお知らせ》

TBSラジオの番組、ライムスター宇多丸さんの「アフター6ジャンクション」に山下メロが出演いたしました。

これまでの出演時の様子は番組WEBサイトから聴くことができます。
スキー特集
ポケベル特集
スケルトン特集
平成元年特集


《書籍発売のお知らせ》
ファンシー絵みやげ初のガイドブック『ファンシー絵みやげ大百科 忘れられたバブル時代の観光地みやげ』(山下メロ・著/イースト・プレス刊)を全国の書店で発売しています。


『ファンシー絵みやげ大百科 忘れられたバブル時代の観光地みやげ』(山下メロ・著)




《関連リンク》

山下メロの記事一覧