不朽のかわいさ♡ 明治・大正・昭和のグラフィックデザインに一目ぼれ

2019/11/24 20:30 虹
 2020年4月、東京国立博物館にて、特別展「きもの KIMONO」が開催されます。
 本展は鎌倉時代から現代に至るまでのきものを通史的に総覧する、空前絶後の「きもの」の展覧会。国宝、重要文化財を含む染織作品、屛風や浮世絵などの絵画作品によって、きものの壮大な歴史絵巻が繰り広げられるとのこと、とても楽しみですね!

特別展「きもの KIMONO」
会期:2020年4月14日(火)~6月7日(日)
会場:東京国立博物館 平成館




 現代でも、日常的にきものを楽しんでいる方はたくさんいらっしゃいます。
 いまトピライターの中でも、きものコラムニストとして活躍しておられる朝香沙都子さんが、きものを楽しむコツや、豆知識を随時発信されています。
(朝香沙都子さんのブログ▶「きものカンタービレ♪」

 日常的に楽しむきものには、可愛い図案が豊富なのも特徴です。この「図案」が数多く誕生したのは、明治から大正にかけて。明治時代、西洋諸国に対抗するために、そして輸出を増やすことを目標に、日本の産業は急速な発展を遂げました。その中で新たな意匠を生み出すために注目されたのが「図案」の重要性でした。


▲下村玉廣「明治振」より © 2019 Smithsonian Institution

 それまで図案は制作の工程のひとつという位置づけでしたが、明治になると徐々に図案そのものにスポットがあてられ、「図案家」という職業が認知されるようになります。とくに染色工業が優れている京都では、新しいデザインを模索すべく、図案を公募するなど活発な動きがみられました。
 そこで生み出された図案は、琳派や古来の吉祥紋様を踏まえつつ、西洋文化の影響を当時の日本の時代性に合わせたモダンなデザインへと進化していったのです。


▲小林玉年「めくるつき」より © 2019 Smithsonian Institution

 図案家の中には、画家としてよく知られている人物もたくさんいます。
 今回は個人的に「センスの鬼」と呼びたくなる、明治から昭和にかけて京都で活躍した図案家4人をご紹介したいと思います!

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