今も埼玉は最下位…NHK「テンゴちゃん」の取材でお宝を発掘した話【ファンシー絵みやげ】(1/2)

2019/7/5 12:00 山下メロ 山下メロ


■ 先日NHK総合「テンゴちゃん」出演しました

先週の土曜日、NHK総合で月に一度生放送されるミュージシャンの岡崎体育さんとヤバイTシャツ屋さんの番組「テンゴちゃん」に出演しました(2019年7月13日まではNHKオンデマンドで配信されます)。


今回の番組の内容は、あまり知られていない職業を「マイノリ職業」として紹介し、後継者を「マイノリ求人」として探すというものでした。私は「ファンシー絵みやげ研究家」として紹介いただき、後継者を求めました。ファンシー絵みやげとは80年代、90年代に日本全国の観光地で売られていた子供向けの雑貨土産です。


紹介VTRでは、自宅での作業風景に加えて、観光地に出向いて土産店でファンシー絵みやげを探す模様が流れました。今回は私が育った埼玉の観光地、長瀞で出向いたところを密着取材いただいたのです。

■ で、なぜ埼玉が最下位?

ファンシー絵みやげを都道府県別に分けたところ一番少ないのが、なんと私が中高生時代を過ごした埼玉県だったのです(生まれは広島)。なので、そのことを記事にしたことがあります。


なんとまあ、何をやってもダメな埼玉県。近年は『翔んで埼玉』なんかが映画化されたりして虐げられていますが、それでも埼玉で育っているからこそ自虐ネタも言いやすいというもの。昨年はテレビ埼玉の生放送に出演し、この事実を埼玉県民に突きつけたことさえありました。


↑『さきたま紀行』(埼玉新聞社出版部 昭和48年7月1日発行)より。1ページ目の冒頭部分

何しろ、昔に出版された『さきたま紀行』にも、本を開くといきなり「埼玉県には長瀞と三峰を除いて、これといった著名な観光地がない」と書かれていて、歴史的に観光地不足なのです。それはファンシー絵みやげも少ないでしょう。その後いろいろと探してもなかなか増えない埼玉みやげ。テンゴちゃん取材時の成果とともに見ていきましょう。

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