まさに天才、映画タイトルバックを芸術にしたソール・バスがあのマークも手がけていた!?(1/2)

2019/6/12 12:00 KIN KIN

ソール・バスのデザインは現代のデザイナーやアーティストにも影響を与えています。

スピルバーグ監督の映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002年)のタイトルバックが完全にソール・バスへのリスペクトものになっています。こちらはKuntzel + Deygasと言うフランスのアーティストが手がけたもの。


キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン [DVD]
レオナルド・ディカプリオ (出演), トム・ハンクス (出演), スティーブン・スピルバーグ (監督)



さて、この記事の先頭にも載せましたが、このソール・バスは企業のロゴデザインなども手がけています。え?あのマークもそうなの?と言うくらい私達が良く見るものも……。

様々な日本の企業のロゴを手がけていてあの紀文のロゴ、ジャパンエナジーのロゴ(旧JOMOの表記、マーク部は共通)、クリネックスのロゴ、以前の味の素のロゴなど良く見るものばかり。ミノルタのロゴ(現在はコニカミノルタ、マーク部は共通)もそうですね。


Wikipedia「ジャパンエナジー」より


Wikipedia「コニカミノルタ」より

海外企業ではAT&Tゲフィン・レコードの現在のロゴやコンチネンタル航空ユナイテッド航空の以前のロゴなどがそうです。ワーナーブラザーズの以前のロゴ(1972年-1984年)もソール・バスのデザインで、現在ではワーナー・ミュージックのマーク部分として現在も残っています。


Wikipedia「ワーナー・ミュージック・グループ」より


他にも絵本を出していたり、レコードジャケットなども手がけている多才なデザイナーです。


アンリくん、パリへ行く(Henri's Walk to Paris)
ソール・バス (著), レオノール・クライン (著), 松浦弥太郎 (翻訳)


この絵本はとても良いです!ソール・バスのデザインの特徴や持ち味をそのまま本にしたような素敵な本になっています。プレゼントにも最適だと思います。


ソール・バスについて知りたくなったでしょう?最後にソール・バス関連の本や映像をご紹介します。


ソール・バス ggg Books 10
ソール・バス (著)



ソール・バスの世界 [DVD]

ソール・バスの仕事を簡単にまとめた本『ソール・バス ggg Books 10』、そして映画のタイトルバック作品を本人の解説で見ることが出来るDVD『ソール・バスの世界』など。

そして来年の2020年はソール・バス生誕100年です。改めて彼の功績を振りかえってみたいですね。

  1. 1
  2. 2