「サンパウロ」のマッチを神戸にあるマッチ屋さんに依頼したところ、「亀倉さんにデザインしてもらったといたから」（！）と言われたんだそう。実は、そのマッチ屋さんが以前亀倉さんと仕事をされたことがある関係から、お願いできたんだとか。なんとおおらかな時代！

さて、マッチもさることながら、マスターのおもてなしの心にもグッときています。
ある日は、「今日は珍しい美味しいパンが入ったから」と、お値段そのままにいつもより価格の高いパンを出されていました。
モーニングサービスを断った日も、「よかったらどうぞ」と、自家製ヨーグルトを出していただいたりと。



「自分は元設計士だから話が下手で」と、控えめにお話してくださる感じもまたいいんです。

最初はマスターのママさんが始められた「サンパウロ」、ほどなく手伝うようになりお店の歴史は55年。
打ち合わせの団体や、ご近所のお年寄りからご婦人、ビジネスマン一人、などなど、幅広い客層で賑わっています。



店内にはお客様にいただいたという絵が沢山飾られてあったり、手入れのされた水槽など、ホッとできる雰囲気。



モーニングには自家製ヨーグルトに果物がたっぷり。ソースも自家製です。分厚いトーストとゆで卵がつきます。
アフタヌーンサービスには先着30名に同じく果物たっぷりの自家製ヨーグルトがつきます。
コーヒーは炭焼き珈琲を使われているそう。



どうぞ、お店に訪れて「サンパウロ」の魅力を感じてくださいね。マッチは訪れた人だけのお楽しみですよ。







レモン糖度　９５

サンパウロ　岐阜県大垣市高砂町2丁目９

7時半～17時（モーニング～11時）（アフタヌーン13時～16時）　日休



参考文献
「亀倉雄策」亀倉雄策　ggg Books別冊ー４
「朱の記憶　亀倉雄策伝」馬場マコト　日経BP社

（文と写真：レモン糖の日々）




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