東京五輪のポスターと同じ配色!?亀倉雄策デザインのマッチが印象的な喫茶「サンパウロ」(2/3)
マッチを集めているんですとお伝えすると「このマッチは東京五輪のポスターをデザインした人(亀倉雄策)がデザインしたんだよ」という衝撃的な事実を教えてくださいました。
どうりで・・・この朱(赤)と金と白の組み合わせ、「サンパウロ」のフォント、シンプルでありながら強い印象を残すデザイン。なんとなくずっと心に残っていた理由が証明されたような、腑に落ちた瞬間でした。
東京五輪の第一弾ポスターが作られたのは1961年。東京五輪が開催されたのが1964年。「サンパウロ」は東京五輪と同じ1964年にオープン。オープンと同時にマッチも製作されたそうなので、まさに亀倉雄策さんの中で五輪の第一弾ポスターの色使いがブームだったのかもしれません。
中箱の赤色が効いていてかっこいい。
一見、何も関係がなさそうなところで、時代背景や当時の空気がリンクしたものに出会うと心が震えるほどのトキメキを感じます。
気になるのは、「サンパウロ」と亀倉雄策さんのご縁。