【緊急!】活動休止の知らせを受けて…「嵐」の絵画を集めてみた
クロード・ジョセフ・ヴェルネ (Claude Joseph Vernet、1714年8月14日 - 1789年12月3日)
クロード・ジョセフ・ヴェルネは、日テレ「嵐にしやがれ」で「エルミタージュ美術館展」を紹介した時に、大野さんが一番に選んでいた画家です。
レンブラント・ハルメンソーン・ファン・レイン(Rembrandt Harmenszoon van Rijn, 1606年7月15日 - 1669年10月4日)
この絵は1990年に所蔵していたイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館からフェルメール「合奏」などと共に盗まれ、行方不明のままの作品です。
エドヴァルド・ムンク(Edvard Munch, 1863年12月12日 - 1944年1月23日)
『源氏物語』野分
平安時代に紫式部によって綴られた『源氏物語』54帖の中に「野分」と題するお話があります。野分とは、今でいう台風のことです。
トーマス・モラン(Thomas Moran、1837年2月12日 - 1926年8月25日)
ウィンスロー・ホーマー(Winslow Homer, 1836年2月24日 - 1910年9月29日)
トーマス・モラン、ウィンスロー・ホーマーは共にアメリカの画家です。ホーマーの子の作品(「メキシコ湾流」)は後ろに迫りくる嵐、手前にはホオジロザメたちが!「アンナ」と船名が読み取れる小さな船を操る黒人男性の運命は果たしてどうなったのでしょう。
中野京子先生の新著『中野京子と読み解く 運命の絵 もう逃れられない』には、このホーマーの作品やジェリコーの「メデュース号の筏」を取り上げ「運命の絵」たる理由を軽妙な語り口で解説されています。
歌川 国芳(1798年1月1日 - 1861年4月14日)
フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス(Francisco José de Goya y Lucientes, 1746年3月30日 - 1828年4月16日)
長く、ゴヤの作品としてプラド美術館の名宝だったこの「巨人」(「ラ・トルメンタ(嵐)」も、プラド美術館が2009年に、これはゴヤの作品ではなく弟子(恐らくアセンシオ・フリア)が描いた作品だと発表したことでも大きな話題となりました。
ピエール・オーギュスト・コット(Pierre Auguste Cot, 1837年2月17日 - 1883年8月2日)
アンドリュー・ワイエス(Andrew Wyeth,1917年7月12日 - 2009年1月16日)
いかがでしたでしょうか。敢えて作品の年代はランダムに紹介してみました。「嵐を描いた絵画」と一口に言っても様々なアプローチの仕方があって観ていて飽きませんね。
どこかの美術館で、2020年末に向けて「『嵐』絵画展」なんて企画してくれませんかね~今からでも出来るはず!美術業界の皆さん、いかがです?!これまで楽しませてくれた「嵐」に恩返しする意味でも。
『中野京子と読み解く 運命の絵 もう逃れられない』