3才からタバコを吸う!?……ヤバすぎる昔のタバコ事情【ファンシー絵みやげ】(1/2)
■ 新成人と喫煙カルチャー
成人の日が過ぎましたが、すでに20歳の誕生日を迎えている新成人の方たちは、成人式が終わればすぐにタバコに火をつけて一服していることでしょう。いや、一服していませんでしょうかね。近年タバコを吸う若者が減少しているという話はよく耳にしますし、上の世代でも禁煙する人や電子タバコなどに移行する人が増えているような印象があります。今では分煙が進んでいますが、かつては電車や飛行機の中でも喫煙がOKでした。
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↑ 『湘南爆走族』っぽい「爆走族」のタバコとライターを入れる吊るしケース。鳥取大砂丘の観光地みやげ。下部は恐らく無許諾のCABINデザイン。
タバコを取り巻く環境は非常に変化していますが、その渦中にいた人たちの心理はどうだったのでしょうか。バブル時代周辺の喫煙文化について、当時の「ノリ」が顕著に記録されている観光地みやげ「ファンシー絵みやげ」から推測していきましょう。
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↑タバコを箱ごと、もしくは箱から出して入れて形態するためのファンシー絵みやげ缶ケース。当時は雑貨店などでも売られていた。こちらは両方とも三重県は伊勢志摩で売られていた。
そんな当時でも、禁煙しようという機運はありました。それが「私はコレで会社をやめました」というフレーズでCMが話題になった禁煙パイポ(禁煙用パイポ)という商品です。
↑ 1984年に発売されたマルマン(当時はアルマンが発売)禁煙用パイポのTVCF
禁煙パイポのCMが話題になった1984年当時は喫煙人口も多く、同時代のファンシー絵みやげにおいても喫煙に関するアイテムが多数商品化されました。
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↑観光地ではライターも売られていた。左のBOYS LIFEとライターの形状も色も同じ真ん中の佐渡島OKESAKKO。イラストは反転されているものの、BOYS LIFEのイラストを元に佐渡おけさを踊る女性のイラストが作られたことが分かる。
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↑こちらは Carrot Club のライター。決まった大きさの100円ライターを中に入れて使うことができる仕様。
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↑Zippo風のオイルライターも多数作られ、土産店で売られていた。樹脂製のアンプル状の容器に入ったオイルがセットになっていることがほとんどである。
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↑Zippo風オイルライターを収納しぶら下げることができる小さいケース。こちらにもファンシー絵みやげのイラストがプリントされていた。