新成人に教えたい、バブル時代の「ヤバい飲酒文化」【ファンシー絵みやげ】(2/3)
■ ファンシー絵みやげとお酒
まず、お酒とファンシー絵みやげに関しては、すでに『酒場人 vol.2』というムック本である程度紹介しているので、そちらも合わせて読んで欲しい。

↑オークラ出版より2016年5月に発売された酒場と人をテーマにしたムック『酒場人 vol.2』(監修:パリッコ)。最近、でんぱ組incを卒業された夢眠ねむさんらとともに山下メロも参加している。

↑このような感じでファンシー絵みやげにおける酒器などを紹介。詳しくは是非『酒場人 vol.2』を読んで欲しい。
今回は1年前の『酒場人 vol.2』から、保護できたファンシー絵みやげ酒器もたくさん増えているため、載せていないものを中心に紹介していきたいと思います。
■ ファンシー絵みやげ徳利お猪口セット
修学旅行生などが観光地の土産店で、小遣いをくれた親に買って帰るものとして徳利とお猪口のセットがあります。

↑「おとぼけ森のおとぼけブラザーズ」徳利・お猪口セット。クマ、キツネ、タヌキの3匹。

↑「DANDY Jr.」というクマの徳利・お猪口セット。

↑北海道の「くまがでるぞー!!」のお猪口。底面には「居酒屋」として「くまがのむぞー!!」と書かれている。
また、通常の徳利よりかなり小さいミニチュアサイズの徳利まで売られていました。こちらは使うことも出来なくはないのですが、セットでついてくるお猪口がかなり小さいため、実用には向かず、あくまで飾るための商品だったようです。

↑ミニチュアサイズの徳利お猪口セット。こちらは日焼けしたサーファーである「YAI! ISLANDER」。

↑京都の「RIDER RYOMA」のミニチュア徳利セット。なぜか時空を超えて坂本龍馬が仮面ライダー風のスポーツバイクに乗っている。しかもノーヘル2人乗りで拳銃をぶっ放している自由さ。背景は定番の英字新聞柄。

↑京都の新撰組。このように、ディスプレイも考えられたかわいい箱に入っているのもミニチュア徳利の魅力である。
さらに、徳利ほどのサイズながら、あの信楽焼のタヌキなんかが手にぶら下げている酒瓶を模した商品もありました。

↑こういったタヌキが手に持っている酒瓶です。

↑鹿児島の西郷隆盛と薩摩おごじょのカップル酒瓶。さすが焼酎の国。西郷どんも酒瓶を持ったイラストは多い。

↑北海道の温泉酒瓶。コルク栓とフタにもなるカップがついています。
しかし灰皿に比べると、徳利とお猪口のセットは日本酒など特定のお酒にしか使えないという側面もあり、贈る相手の嗜好を理解していないと選べないため、灰皿ほどの数は存在しないようです。

↑こちらの「Midnight KID」という泥棒猫の徳利、別の角度から見ると…

↑このような文字が入っています。しかも、今や恐怖といった意味合いで使われる文字書体が使われています。

↑コスト度外視で内側にも文字を入れる遊び心も、まさに当時の商品の特徴ですね。