テレホンカード持ってますか?…テレカの歴史を振り返ろう【ファンシー絵みやげ】(2/3)

2018/12/21 12:00 山下メロ 山下メロ


■ テレカ型のファンシー絵みやげキーホルダー

テレホンカードが流行しすぎて、テレホンカードを模したキーホルダーも多数売られていました。


↑アルミ製でテレホンカードサイズの大型キーホルダー。このサイズで値段を抑えるのが難しいのかアルミ製が多い。フィルム製の温度計も貼られている上に、テレカの度数表示と矢印がある。


↑KOJIKA STORY と書かれた奈良県のキーホルダー。テレホンカードよりかなり小さいサイズだが、それでも度数表示と三角の方向指示があり、テレホンカード風になっている。その上、何の意味があるのか温度計のような黒い帯が印刷で表現されている。


↑京都は東映太秦映画村の黄門さんキーホルダー。まったくテレホンカード要素がないのに、それでも左上に方向指示の三角があるのは、やはりテレホンカードを意識しているのだろう。


↑神奈川県は三浦半島KUROTARO TABINI DERUキーホルダー。度数表示がなく温度計だけなのに矢印があり「矢印の方向へ入れてもTELできません」とわざわざ書いてある。度数表示がないものの、左下の縦線2本は50度数を表すもので(100度数は3本線)、初期のテレカでは必ず表面に入っていたものである(後に裏面に移動)。謎の「32」の表記があるが、その謎は裏に書かれていた。


↑裏を読むと「32度までわかります」……表の温度計は32まで。つまり、現在の温度のところだけ文字が浮かび上がる温度計を度数に見立てているのである。表に大書された「32」は50度のテレカに「50」と大書されているのと一緒で、32度のテレカと言うことである。いやはやこれは分かりにくい……が、ある意味意欲作である。

ついでにテレホンカードだけでなく、SUICA以前にあったJRのプリペイドカードであるオレンジカードもおみやげキーホルダーになっているので紹介します。




↑表にも裏にもTOKYO HARAJUKUと書かれているが、新幹線・東京タワー・サンシャイン60(?)と原宿感は皆無である。

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