【京都】縁結びで人気!皇室ゆかりの御寺「泉涌寺」(2/2)

2018/9/10 10:30 スピリチュアル占い師 CHIE スピリチュアル占い師 CHIE


■仏殿




こちらの本堂である仏殿は応仁の乱でほとんど焼失し、1668年に徳川四代将軍家綱により再建されたものです。
御本尊は運慶が作った三世仏で、左から「現在・過去・未来」を表しています。




また、仏壇の裏手にまわると日本最大級の涅槃図の巻物がありました。
かなり大きいので普段はこの状態で保存していますが、3月14・15・16日限定で公開しています。あまりに大きいので飾る時はお堂天井から床まで折って飾るのだそうです。大迫力の涅槃図、私もいつか飾られた姿を生で見たいと思いました。


■舎利殿




仏舎利(仏様の骨)が納められているお堂です。
※普段は非公開となっている舎利殿ですが、今回は特別に入らせてもらいました。

泉涌寺の舎利殿には仏牙舎利(仏様の歯の骨)が納められています。





歯の骨は舎利の中でも大変貴重で、口元は功徳があり願いが届きやすいと言われています。
こちらでは願い事をしてもOK!

どんな願いでも、いくつある願いでも叶えてくれるとのことで、後鳥羽上皇の時代から歴代皇后さま、その他にも織田信長や豊臣秀吉など、名だたる戦国武将もこちらを参拝されているそうです。

泉涌寺の舎利殿は通常非公開ですが、毎年10月8日に行われる舎利会特別法要に参加すると、舎利殿内部を見学できます。この機会にぜひ参加してみてください!


また天井には狩野探幽が描いた龍図があり、「鳴龍」となっています。




鳴龍とは、龍の顔の下で拍子を打つとカーンと音が鳴ったあと音が共鳴し、鈴を転がしているような龍の鳴き声に聞こえる龍図のこと。

拍手をする時、龍の顔の下で打った時と、尻尾の下で打った時では鳴り響く音が違うのでとても面白かったです。


■月輪陵




最後は泉涌寺の境内で一番奥に構える月輪陵。
こちらには歴代天皇が眠っていて、内部には25陵、5灰塚。9墓があります。

月輪陵の背後には立派な山があり、「月輪山」という名の山です。
ここへ立って山を眺めた時、とても強いエネルギーが山から流れてくるのを感じました。
山の奥には限られた方しか行けない場所があるそうで、今回案内してくださった住職さんも何度かそこを訪れたことがあるそうですが、そこに流れる厳かな空気に圧倒されたそうです。
通常は門外からも参拝できるようになっています。
門外からでも“ここは何か違う!”と神聖な空気を感じることができると思うので、泉涌寺を訪れた際にはこちらもお参りしてみてください。


いかがでしたか?
今回は泉涌寺の見どころや魅力についてご紹介しました。
泉涌寺の住職にご案内いただいたのですが、とても心優しく面白い方だったので色んな歴史を聞かせてくださり、勉強になりました。
皇室とゆかりの深い御寺ということで、他ではなかなかお目にかかれないようなものもたくさんあり、その歴史に感動しました。




秋からは境内の木々も紅葉で色づくので、また違った景色を楽しめると思います。
私も今回初めてしっかり取材させてもらい、また定期的に訪れたいお気に入りのスポットになりました。

とても見応えがある素敵なお寺なので、皆さんもこの機会にぜひ訪れてみてください。




泉涌寺
住所:605-0977京都府京都市東山区泉涌寺山内町27
電話番号:075-561-1551
最寄り駅:東福寺駅から徒歩約16分
HP:http://www.mitera.org/


(スピリチュアル占い師 CHIE)

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