一度は見たい!天理教のエレクトリカルパレード、そしてファンシー絵みやげ(2/4)
■ 天理市での大きな失敗
奈良公園に行った際に、土産店で天理教のファンシー絵みやげについて質問したところ、商店街に行けば売っているかもしれないという情報を得ました。その日は夕方遅い時間であったため、日を改め、次に関西方面に来た際に朝から天理駅へ移動しました。
↑天理駅には近鉄とJRが乗り入れている。
奈良県の天理市には天理教の教会本部をはじめさまざまな施設が林立し、現在日本で唯一教団の名称が都市名になっている宗教都市と言われています。天理駅から「おやさと」と呼ばれる教会本部まで、天理本通りという大きな商店街があり、どうやらそこでファンシー絵みやげが売られていたようなのです。
↑こちらが天理本通り。
天理本通り歩いていると、土産店ではない店の片隅に「TENRI」ではなく「NARA」表記のファンシー絵みやげを見つけました。なぜこんなものが片隅で売られているのかを聞くと「こどもおぢばがえりの時にだけ売ってるのだが、今はしまってある」とのお答え。
↑NARA表記がなされたファンシー絵みやげキーホルダー。
聞けば、夏休みシーズンに「こどもおぢばがえり」という全国から子供が天理市にくる天理教のイベントがあるそうです。その時期にはおみやげを売る屋台も出るし、土産店ではない店の店頭にも、その時期しか売らない子供向け商品が並ぶとか。つまり地方からくる子供向けのおみやげだから「NARA」の表記のものを仕入れているわけです。
「NARA」表記ながら1つ見つかったことで、期待に胸をふくらませつつ天理本通りを歩きましたが、シャッターが閉まっている店が多いのです。
驚くべきは土産店の多さなのですが、その肝心の土産店を含めて店がぜんぜん開いていません。不審に思って聞き込み調査をしたところ「8のつく日は教会の月次祭があるから商店街の店はほとんど閉まる」ということです。私はその8のつく日に来てしまいました。
聞けば8日と18日は月次祭があって所属する教会によるので、どちらかに閉める。そして26日には教会本部の月次祭があるからその日はむしろ店が多く開いている上に、その直後の28日も休まないという複雑な事情のようです。さらに神具店が休む曜日などもあるそうで、そこは避けないと閉まっている店が多いと。
何しろ月次祭のある26日に来るのが確実で、もっと言えば夏休みの「こどもおぢばがえり」に行くのが最適解のようでした。ここまで来たら行くしかない。そんな決意を固めました。