空港に「スーツケースを置いたまま」帰国する外国人旅行者が激増…なぜ!?

2018/8/8 11:44 いまトピ編集部 いまトピ編集部


日本国内のいくつかの空港では、外国人旅行者が空港内にスーツケースを放置して帰国してしまうことが問題となっています。

その理由は、外国人旅行者が日本で新しいスーツケースを購入して荷物を詰め替え、それまで使っていた古いものを放置していくんだとか。古いスーツケースを持ち帰る場合、帰りの便に超過料金が掛かることも、放置されるスーツケースが増えている原因となっているようです。

でも、スーツケースって開けてみないと中に何が入っているのかわかりません。テロなどの手段として使われてしまう可能性もありますし、空港内にスーツケースがゴロゴロと放置されているのは保安上とっても危険ですよね。

そこで、関西空港を運営する「関西エアポート」は、8月6日からスーツケースを無料で引き取るサービスを始めたそうです。



国際線の出発フロアにある2か所の窓口で航空券とパスポートの提示して申請すると、無料で引き取っても貰えるそうです。

関西空港では、国際線の出発フロアのカウンター周辺で放置されるスーツケースが増え始め、警察によれば、去年1年間で落とし物として処理したスーツケースは258個もあったとのことです。

このサービスが定着すれば、捨てられたスーツケースで空港内の景観を損なうことがなくなりますし、なによりも保安の面で安心できるのは、すべての利用客にとって嬉しいですよね。

しかし、ネット上ではこんな意見も…。



そう、愛知県の中部空港(セントレア)では、不要になったスーツケースを有料で引き取る専用の窓口を今年3月から設置しているそうです。また、空港内のゴミ箱には、スーツケースを捨てたり放置したりすることを禁止するステッカーを貼って注意喚起を行っているそうです。



確かに、わざわざ窓口に持っていくようなマナーの良い人なら、もともと空港内に放置なんてしないんじゃないかという気もします。なお、関空では現在、利用を促すためのキャンペーンの一環として、スーツケースを引き取ってもらうとボールペンやキーホルダーなどの記念品がプレゼントされるそうです。

また、引き取ったスーツケースを欲しいという人も多いようです。確かに、スーツケースを持っていない人が旅行にいくとき、高いお金を払ってレンタルスーツケースを利用する人も多いのですが、タダでもらえたら非常にありがたいですよね。





ちなみに関空では、程度のいいスーツケースは中古品として、リサイクル業者に引き渡すとのことです。でも、程度の悪いスーツケースはどうなるのでしょうか…。



たしかに被災地では物資を運ぶときになどに重宝しそうです。引き取ったスーツケースのうち中古品としてリサイクルできない状態のものは、ただ廃棄してしまうのではなく、有効に活用してもらいたいですね。

(いまトピ編集部:ヤタロー)