熊本のパワースポットを巡る「龍神ツアー前編」(2/2)
■異世界のゲート「上色見熊野座神社」
奥阿蘇エリアにある高森町に移動して次に向かったのは「上色見熊野座神社」。
こちらはアニメ『蛍火の杜へ』の舞台となった場所で、その神秘的な雰囲気に「異世界すぎる!」とSNSで話題になり、CGのような景色を一目見ようと全国から多くの人が集まる人気の神社です。私もずっと行きたかった場所なので念願叶って嬉しいです!
境内はほとんど手付かずの森の中にあり、苔生した杉林が神秘的な雰囲気を醸し出しています。ひんやりとした空気が漂い静かで、神様や妖精が出てきそうな不思議な感じでした。
私が行った時は晴天晴れの午後だったので、そこまで異世界感溢れる写真が撮れなかったのですが、雨の降った後やもう少し遅い時間帯に行けば、より美しい光景を見ることができたのかもしれません。
本殿後方にはさらに上に登る石段が続き、登っていくと神社にあるもう一つのパワースポット「穿戸岩(うがといわ)」と呼ばれる大きな岩山があります。
岩の真ん中には縦横10m以上の大きな穴が空いていて、これは阿蘇神社の祭神、健磐竜命の従者であった鬼八法師が蹴破ったという伝説が残されています。
巨大な岩山を大きな風穴が貫いていることから、どんなに困難な目標でも必ず達成できるとされ、必勝のご利益をいただけると言われています。
穿戸岩は古代信仰では、神の依り代とされていたらしく、蔡場のような形跡が今も残っていました。
風が吹き抜けてこの穴を大きな龍が通っていくような感じがして、とても良いエネルギーをもらえました。ネガティブな気持ちを断ち切って前に進みたい時、背中を押してくれそうなパワースポットでした。
■大和民族の故郷「幣立神宮」
九州のおへそと言われる位置に建てられ1500年もの歴史を持つ幣立神宮。
神武天皇の孫である健磐竜命がこの地で幣を立て宇宙から降臨し、人々はここから散らばったという伝説が残されていて、幣立神宮は「民族の故郷」「大和の本宮」と言われている最強のパワースポットです。
本殿の前にはものすごく強い気が流れていて、神様の厳かな空気を感じました。
お参りの際、宮司さんに御挨拶をするとお祓いをしてくださる時があります。邪気を払ってからお参りすると、神様に祈りが通じてより良いパワーをいただけそうです。
■幣立神宮に来たらここも立ち寄るべし「東御手洗社」
幣立神宮の本殿裏手に進むと看板も何もない鳥居があります。その鳥居の先に降りる道があるので進んでいくと、「東御手洗社」という鎮守の森に繋がっています。
ここにも龍神が祀られていて、知る人ぞ知るパワースポットです。
社の右奥には「水玉の池」があります。
この池は“八大竜王の寝床”と言われている場所で、荒らすことを禁じられている神聖な池です。水面を覗くと、キレイな水の中にしか生息しないオオサンショウウオが何匹も動いていて、ここの水がいかに清浄であるかが分かります。
東御手洗社の左横には水源があり、ご神水を飲むこともできます。
二本の竹筒から水が流れていて、この竹筒の水はそれぞれ味が違うと言われているのですが、私も飲み比べを試してみたら本当に味が違うのでびっくりしました!
ちなみに古事記に出てくる邇邇芸命はこの池の水で全国の要所を清めた、という伝説も残されているそうです。神聖な水をいただき、内側から浄化してもらえそうです。
幣立神宮は「隠れ宮」とも呼ばれ、ひっそりと人々に守られながら、長い時を刻んできた神秘の場所です。いろんな伝説が残されていて、スピリチュアルの空気を全身で体感できるパワースポットです。本当にオススメなので、熊本を訪れた際には是非行ってもらいたいです。
以上が今回熊本で巡った神社です。
もう充分なくらい龍の伝説が残る地を巡っていますが、今回の龍神ツアーはまだまだあります。
つぎは宮崎高千穂編!
次回のコラムをお楽しみにしていてください☆
(スピリチュアル占い師 CHIE)