お茶ライターが推薦!新幹線に乗ってでも行ったほうがいい静岡のお茶カフェ【後編】
こんにちは。お茶ライターのsatominです。
お茶ライターが推薦!新幹線に乗ってでも行ったほうがいい静岡のお茶カフェの後編です。 → 前編はこちら
静岡駅から徒歩圏内にお洒落なお茶カフェが急増中!茶問屋や製茶会社が運営する茶処静岡ならではの本格的なお茶カフェばかりです。
東京から新幹線で最短1時間の静岡駅。静岡駅周辺の筆者自身が実際に訪れた最新お茶カフェ情報をお届けします。
■chagama(チャガマ)
chagamaは新しいカタチの日本茶専門店です。
お店は静岡で今注目の鷹匠エリアにある「パサージュ鷹匠」の通りを面した1階にあります。
建物の外観もまるで洋館のようです。
お店の入り口もとってもお洒落で、雑貨屋さんやカフェかと一瞬思ってしまう佇まいです。
本当にお茶屋さん?と恐る恐る入店すると、内装も商品のパッケージもかわいい!思わず気分もあがります。
店内でまず目をひくのが壁一面を埋め尽くしたクリーム色の茶缶たちです。
昔ながらのお茶屋さんなら茶箱のところが、紅茶がはいっているような茶缶というところも今までにないスタイルです。
茶缶たちの前にはカウンターがあり、店名にもなっている茶釜が通常サイズではない巨大なサイズで鎮座しています。
これはイミテーションではなくちゃんとお湯が沸かされていて、試飲の際に茶釜からお湯を柄杓ですくって丁寧に急須でお茶を淹れてくれます。
創業140年以上(1877年)の老舗製茶問屋マルモ森商店が運営する日本茶専門店ということで、70種類以上のお茶の試飲や販売をしています。
気になったお茶はスタッフの方に言えば試飲させてくれるので、自分好みのお茶を見つけることができます。
夏季限定の商品についてchagama店長の森詩緒里さんに伺ったところ、「夏の煎茶」という水出し用ティーバッグを販売しているとのこと。
「抹茶入りでまろやかなお味ながら、焙煎が強めの煎茶と茎焙じ茶をブレンドしているので飲みごたえもあり、夏場の人気商品です。」(chagama店長の森詩緒里さん)
店内の一角にはテイクアウトコーナーがあり、エスプレッソマシーンで淹れた珍しい「煎茶エスプレッソ」が提供されています。
ここでしか飲めないお茶です。その他にも煎茶ラテや焙じ茶ラテなど、お茶メニューが各種取り揃えられています。
夏限定でかき氷も販売。静岡県内産の煎茶と焙じ茶を濃く淹れたものを凍らせて氷にしたもの。
「シロップも1週間以上茶葉を漬け込んだ自家製のものを使用し、お茶の風味をしっかりと感じられると非常に好評です。」と話す店長の森詩緒里さん。
まさにお茶屋さんならではのかき氷で、お茶好きならずとも味わいたくなる一品です。
商品パッケージや、ギフトパッケージもかわいいので、お土産や女性へのプレゼントにも喜ばれそうです。
・chagama(チャガマ)
住所:静岡市葵区鷹匠2丁目10-7 パサージュ鷹匠1F
営業時間:10:00~19:00
定休日:月曜定休(祝日は営業)
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■ななや 静岡店
藤枝産抹茶を使用した抹茶スイーツファクトリー「ななや」。
今までにない7段階の濃さを選べる抹茶ジェラートで有名で、中でも、世界で一番濃い抹茶ジェラートのプレミアムNo.7が人気。
ななや静岡店は静岡駅から徒歩圏内。入り口正面には7段階のグラデーションになった抹茶ジェラートなどが並べられたケースがあり、お好みのジェラートをオーダーします。
抹茶以外のほうじ茶や和紅茶などのジェラートもあり、ダブルにして組み合わせても楽しめます。
筆者が訪れた時にも多くの若い女性で賑わっていました。
創業111年の丸七製茶が運営するななやの店内にはジェラート以外にも静岡茶や抹茶を使ったチョコレートなど充実の品揃え。静岡土産を買うのもおすすめです。
ななやは静岡県内には他にも、ななや 藤枝店・自家製菓子工房やななやsud-ouest 牧之原店があります。
県外の京都三条や、東京の青山や、壽々喜園とコラボした浅草にもお店があり、静岡で食べられなかった場合もお近くのお店で楽しんでみては。
・ななや 静岡店
住所:静岡県静岡市葵区両替町2-3-1
営業時間:11:00~19:00
定休日:水曜定休(祝日の場合は営業)
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■他にもまだまだあるお茶スポット
時間に余裕があるという方におすすめが、子供さんの夏休みの自由研究にも最適な「ふじのくに茶の都ミュージアム」。
島田市営の「お茶の郷博物館」を県が2016年に買い取り、今年2018年3月24日に「ふじのくに茶の都ミュージアム」としてオープンした施設です。入館料は個人300円、団体200円とリーズナブル。
日本一のお茶の生産量だけあって、内容も充実しています。 お茶の歴史や文化などを紹介する展示や、茶摘み・手もみ茶体験、お茶講座など、子どもから大人まで楽しくお茶を学べます。
静岡駅からは在来線に乗り換えてJR金谷駅下車、バスかタクシーで約5分。少し静岡駅からは離れていますが、お茶ミュージアムの周りは深蒸し茶の名産地である牧之原の茶畑が広がり、静岡に来たんだなと感じられます。
また、高台にある為、館内にあるカフェレストランからは富士山や大井川、茶畑、静岡の街が見渡せます。
ミュージアムショップでは、県内外の豊富なお茶や関連商品がずらっと並び、選ぶのに迷うほどです。
ショップの一角には「ななや」のパフェ専門店があり、静岡抹茶などのジェラートからお好みのものを選んでお茶パフェにできます。
インスタ映えもするお茶パフェを楽しんで静岡の旅の思い出にしてみては。
・ふじのくに茶の都ミュージアム
住所:静岡県島田市金谷富士見町3053番地の2
開館時間:9:00~17:00(入館は、16:30まで)
休館日:毎週火曜日(ただし、火曜日が祝日の場合は開館し、翌日休館)
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逆に、滞在時間があまりない!という人は静岡駅から地下でつながっている「喫茶一茶」へ。
カウンターではワンコイン500円でちゃんと急須から淹れたお菓子付きの静岡がいただけます。上生菓子セットは700円。
お茶は約50社のお茶の中から週替わりで3種類が提供されています。
喫茶の横ではお茶の販売も行なっており、静岡県内中のお茶が揃っているので、時間がない時のお土産選びにも最適です。
しかも、こちらもどれもワンコイン500円という嬉しい価格!何種類も買って飲み比べしてみては。
・喫茶 一茶
住所:静岡市葵区黒金町49-1 JR静岡駅北口地下広場しずチカ情報ポケット内
営業時間:10:00~19:00 (L.O.18:30)
定休日:水曜日(祝日の場合は翌営業日)、年末年始
ホームページ
いかがでしたでしたか。静岡駅は東京から新幹線ひかりで約1時間ほど、サクッといける距離です。
5月の八十八夜の頃にできた新茶や二番茶などがこの時期味わえます。
少し街中を離れると延々と続く茶畑と富士山といった光景が見られるのも魅力的。
静岡駅から足を伸ばせば清水や焼津などの漁港もあるので、海鮮丼などの海の幸も楽しめ、夏の行楽にぴったりです。
ぜひこの夏は、お茶の本場“静岡”へ、お茶カフェ巡りの旅に出掛けてみてはいかがですか?
▲静岡市お茶カフェ巡りマップ
・お茶ライターが推薦!新幹線に乗ってでも行ったほうがいい静岡のお茶カフェ【前編】
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(satomin@お茶ライター Teawriter)