温度計つきキーホルダーにラブチェック…液晶カプセル印刷の「ファンシー絵みやげ」(2/3)
■ その他の液晶カプセル印刷・感温印刷キーホルダーたち
定番である温度計以外にも液晶カプセル印刷・感温印刷を用いたキーホルダーが色々とありますので見てみましょう。
↑島根県・松江 忍者ウォレットチェーン。
「温度の変化によって色が変わります」と書かれている通り、背景の色が変化します。私は松江城近くでこれを見つけた際、1つ買おうと手に取って持ち歩き、しばらくして戻ったところ展示品と手元のものの色が違うことに気づき「これは2色展開なのか」と思って両方買おうと思ったことがあります。
あとあと体温で色が変化しただけであると気づきましたが、危うく同じものを2つ買ってしまうところでした。
↑山口県・秋芳洞のストレスチェックキーホルダー。
「この上に指を10秒間のせる」という黒丸の部分が液晶印刷になっており、その温度によってストレスを計測できるというキーホルダー。森高千里が平成元年に「ザ・ストレス」というシングルをリリースするなど、だんだんとストレスという言葉が一般化していった時代を反映しての商品ですね。
↑岐阜県・飛騨路のストレスチェックキーホルダー。
このストレスチェックキーホルダーは定番商品、各地でローカライズされたバージョンがいくつか存在します。こちらは岐阜県・飛騨高山地方の民芸品さるぼぼに顔を描いてしまったファンシー絵みやげキャラクターを用いています。通常は笑顔の多いさるぼぼがこんなにイライラ・カリカリしているイラストというのは大変珍しいです。
↑ラブチェックカード。
今度は2人で、それぞれ両側に指を置いて40秒も押さえないといけない商品です。ちょうど星座占いやおまじないが流行した時期でしょう、温度が揃うと「アツアツ」ということになるようです。
「シラー」という表現もまた懐かしいですね。デフォルメして描かれた自動車がDOKI DOKIしているのは何故なのでしょうか。
↑山口県・秋芳洞 ラブチェッカーキーホルダー。
秋芳洞にもラブチェッカーがありました。カップルの相性チェックなので、カップルのイラストが描かれていますが、こちらは鍾乳洞の中にいます。鍾乳洞の中でラブチェックするのでしょうか!?
↑ラブチェックキーホルダー。
このように少しファンシー絵みやげとは違うシンプルなデザインのキーホルダーも存在します。こちらは「恋人が握って早く色が変わればいい感じ」という、占いとしてもかなりシンプルになっています。
ここまでで紹介したのはほんの一部なのですが、いかに新しい技術をファンシー絵みやげが貪欲に取り入れていたかが如実に分かりますね。