美術館に行くと、
・すごい！
・きれい！
・すごい！

この3つしか語彙がないことに絶望する皆さん、お久しぶりです。


前回、「美術館で使える褒め言葉４選！通っぽくアートを褒めよう！」という記事を書き、これが一瞬だけ界隈を賑わせました。

「○○の影響を受けてるよね、間接的に」は特に人気が出て大変でした。
KINさんがしつこく使ってきます。

他にもね、○○に思いついた単語を入れるだけで褒められるになる言葉があるんです。
思ったとおりの感想を言えないのは、語彙が足りないのではなく、テンプレートを知らないだけ。
テンプレートが分かれば、簡単に自分の言葉でアートを語れるようになりますよ！
続編として、ウィットを効かせやすく便利な３つのテンプレートを紹介します。

① ○○さんが好きそうな絵で、綺麗だね

「きれい！」と言いたくなったら、このテンプレートを使います。

誰かと一緒に美術館に行ったなら、共通の知り合いの名前を入れてみましょう。
あなたのたとえが微妙だったとしても、ノリで「わかるー！」と賛同してくれるでしょう。

友達が少なすぎて当てはめようがないときは、芸能人でも良いです。

・きゃりーぱみゅぱみゅが好きそうな絵で、綺麗
・マツコ・デラックスが好きそうな絵で、綺麗
・デヴィ夫人が好きそうな絵で、綺麗

それぞれ違う雰囲気の「綺麗さ」を表現できました！
ただ一言「きれい」と言うより、深く鑑賞している雰囲気も出ましたね。

この褒め言葉がぴったりの展覧会はここ！

② ○○歳のときに見た景色みたい

○○には数字を入れるだけで、いい雰囲気が出ます。
とっても簡単！

・17歳のときに見た夕日みたい
・47歳のときに見た夕日みたい

前者は青春のさわやかなイメージ、後者は黄昏の哀愁です。
風景画を見るときは、自分の思い出と重ねると良いところが具体的になりますね。

もっと言うと、年配の方が10代の頃を振り返ってこのテンプレートを使うと、非常に重くなります。
「数十年も昔のことが、この絵を見た瞬間にフラッシュバックしたのか…凄い絵だな」
ということを、暗に伝えることができます。

この褒め言葉がぴったりの展覧会はここ！

③ ○○に飾りたい絵だね

実際に買わなくても、買うつもりで見ると作品の良さに気づくことがあります。
その応用編で、買わないけど家のどこに飾るのか考えてみましょう！

・美味しそうな絵なら、キッチン。
・リラックスできる海の絵なら、寝室。
・花子さんの絵なら、トイレ。

うーん、一般的なホーム事情を当てはめると、褒めてる感が足りないですね…
いっそ、自宅を飛び出して飾ってみましょう。

・ヴェルサイユ宮殿に飾りたい絵だね。
・国際線のファーストクラスに飾りたい絵だね。
・某ファッション通販サイトの幕張の本社に飾りたい絵だね。

どれも同じテンプレートですが、それぞれ違う絵を思い浮かべたのでは？
「絵の良さ」が「属性」と一緒に伝わる褒め言葉です。


この褒め言葉がぴったりの展覧会はここ！

さあ、これだけテンプレートを覚えれば大丈夫。
美術館に出かけて、どんどん作品を褒めましょう。
自分の言葉でバシッとアートを語るのって、ぶち気持ちいい！