東京は夜の七時で真夜中のマシンガンで笑って咲く花になろうよ「ビーマイベイビー 信藤三雄 レトロスペクティブ」
昔の音楽を聴くと、当時の記憶を思い出すことありませんか?
そのアルバムジャケットを観て想い出が蘇ることってありませんか?
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「ビーマイベイビー 信藤三雄 レトロスペクティブ」入口
やはり、音楽にはそれと溶け合うデザインが必要です、必要なのですよ!……と強く思いました。現在、世田谷文学館で開催されている展覧会「ビーマイベイビー 信藤三雄 レトロスペクティブ」を観て強く思いました。音楽とそこにまつわるデザインと自分の記憶って本当に密接に繋がっているんだなぁ、と。
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「ビーマイベイビー 信藤三雄 レトロスペクティブ」レコード・ポスター展示
信藤三雄、レコードやCDジャケットなどを数多く手がけたアートディレクターです。手がけたジャケットは1,000枚以上とのこと。40代くらいだとユーミン、ピチカート・ファイヴやフリッパーズ・ギター、それより下の世代だとUAやMISIA、Mr. Children、宇多田ヒカルなど、この方のお仕事に触れずに音楽を聴くのは無理でしょう、と言うくらい数多くアートディレククションでお仕事されています。
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「ビーマイベイビー 信藤三雄 レトロスペクティブ」CD展示
仕事の履歴を見るとAKB48や夢見るアドレセンスなど、現在のアイドルなども手がけております。デザインと言う移り変わりの激しい世界で80年代から30年以上現役で最前線にいるということの凄さをあらためて感じた展覧会でした。音楽メディアがレコードからCDへ移り変わり、表現する画面が小さくなっているから、一目でその音楽家のキャラクターがわかるポートレートを表現するなどの工夫もしているそうです。
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「ビーマイベイビー 信藤三雄 レトロスペクティブ」会場風景
上の写真を見てこの黒地にドット模様が何のアルバムデザインか判る人、このバンドの曲と共にその頃の想い出が蘇るのではないかと思います。そう、そうなんですよ、一つのデザインを観て、その時に聴いた曲が思い浮かぶのはもちろんなのですが、その時に何をしていたか、どんな人と会っていたか、そういう想い出も一緒に頭に浮かぶのですよ、良くも悪くも!
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「ビーマイベイビー 信藤三雄 レトロスペクティブ」ポスター展示
想い出と言っても青いのやら淡いのやら暖かいのやら苦いのやら色々ありますよね。
YEN TOWN BANDのあの映画が今の伴侶との初デートだったなぁ、とか。
気になっていた子からブランキー・ジェット・シティのCDを借りたなぁ、とか。
宇多田ヒカルのコンサートにみんなで行ったなぁ、何しているかなぁ、とか。
あの時の男の子はマイリトルラバーをカラオケで良く歌っていたなぁ、とか。
ミスチルのあの歌詞を聴くと前に付き合っていた彼を思い出すなぁ、とか。
※注、上記の想い出は想像であり、実体験に基づくものではありません。
前回こんなコラムを書きました。
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ジャケ買い必至!現代アートとロックのマリアージュ、アルバムジャケット10選!
https://ima.goo.ne.jp/column/article/6020.html
ここで「このデジタル配信時代に」とは書きましたが、データ配信でも購入した曲に画像は付きます。ただ、スマホなどの画面よりもCDジャケットの方が大きいですよね。更にはCDジャケットよりもレコードジャケットの方が大きいです。勝手なイメージですが、やはり大きければ大きいほど刷り込まれ度も高く記憶の呼び覚まされる割合も高い気もします。
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脳内に流れてくる音楽と、そのときに過ごした時間や記憶が混ざり、何かが呼び起こされ、何かが目覚めて、気恥ずかしくなったり、泣きたくなったり、笑ってしまったりするのです。
蘇ってくるのですよ、青いのやら淡いのやら暖かいのやら苦いのやらが。
この展覧会が開催されている世田谷文学館では他にも自動人形劇の装置で有名な「ムットーニのからくり劇場」や文学に関するコレクション展を開催しています。
ビーマイベイビー 信藤三雄 レトロスペクティブ
https://www.setabun.or.jp/exhibition/next.html
世田谷文学館
7/14-9/17
コレクション展「新収蔵・北杜夫コレクションを中心に」
https://www.setabun.or.jp/exhibition/collection.html
世田谷文学館
4/28-9/17
https://www.setabun.or.jp/exhibition/next.html
世田谷文学館
7/14-9/17
コレクション展「新収蔵・北杜夫コレクションを中心に」
https://www.setabun.or.jp/exhibition/collection.html
世田谷文学館
4/28-9/17