ジャケ買い必至!現代アートとロックのマリアージュ、アルバムジャケット10選!
えーっと、ジャケ買いって何?って説明が必要なのかもしれません。そもそもアルバムジャケット(=CDジャケットやLPジャケット)って何?と言うところから説明が必要でしょうか。そんな音楽データ配信時代にお届けする、現代アートなジャケット勝手に10選です!
念のため、音楽がコンパクトディスク(CD)と言うメディアで発売されていたのはご存知ですよね?その前はレコード(LPなど)と言うものでした。そこにはアーティスト名やタイトルなどが描いてあるカバーがついていて、それがアルバムジャケットであります。
って、説明は要るのかしら……。
さて、そのジャケットカバーにアート作品が使われているものをピックアップしたいと思います。今回は洋楽ロック系+現代アート/現代写真家作品に絞ってみました。絵を買うのはちょっと値段が高いなぁ、って思っている方、CDやレコードを買って部屋に飾っておくのもありですよ!
ベルベット・アンダーグラウンド
「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」
まずは巨匠アンディ・ウォーホルが手がけた有名なアルバムです。このポップアートの巨匠は音楽界からも人気で色々なジャケットを手がけておりますがその中でも一番有名なのがこれではないでしょうか?ルー・リードが居たこのバンドのアルバム、プロデュースもウォーホルがしています。ウォーホルの手がけたものと言えばローリング・ストーンズ「スティッキー・フィンガース」のジャケットデザインも有名ですね。
ブラー「ザ・ベスト・オブ」
ブラーのベストアルバムのジャケットは有名現代アート作家であるジュリアン・オピーの絵が使われています。これ、メンバーの顔を描いていると言う事はこのアルバムのための描き下ろしでしょうか。このアルバムはまさにベスト版、洋楽好きなら知らない曲はないでしょう、と言うくらいの名曲ばかり。ブラーは他にも「シンク・タンク」と言うアルバムのジャケットでバンクシーのグラフィティを使ったりしています。
ソニック・ユース「ソニック・ナース」
こちらのジャケットの絵は、アメリカの画家リチャード・プリンスによるNurse Paintingsシリーズというもの。このソニック・ユースのノイズパンク、オルタナ、グランジなど、ヒリヒリとした感じの音を出すジャンルはアートと親和性が高く、他のアルバムでも現代アート作品が満載。ゲルハルト・リヒターやレイモンド・ペティボン、マイク・ケリーなど尖った作家の作品などを使っています。
ビョーク「ホモジェニック」
アレキサンダー・マックイーンが手がけたジャケットです。マックイーンはファッションデザイナーなのでジャンルとしては現代アートとは少し違うかもしれませんが、ただ、このジャケットの様相は間違いなくアートだと思います。ビョークの作る唯一無二の世界観をファッションと言う世界で表現したアートですね。
パティ・スミス「ホーセス」
パンクの女王、パティ・スミスのこのデビューアルバムはロバート・メイプルソープの写真を使っています。一時期、パティ・スミスとロバート・メイプルソープは一緒に住んでいたそうです。ただ単にカッコいいと言うだけではないこの写真、パティスミスの声と良く合っています。また、テレビジョンと言うバンドの「マーキー・ムーン」のアルバムジャケットにもロバート・メイプルソープの写真は使われています。
フェアーグラウンド・アトラクション「ファースト・キッス」
エリオット・アーウィットの写真を使ったアルバムジャケット。このアルバムの素敵にはじける楽曲にあうような素敵な写真です。このアルバムからヒットした「パーフェクト」と言う曲を聴くたびにこの写真が頭に浮かんでしまうくらい、曲とジャケット親和性が高い写真とアルバムだと思います。このアルバム、家に飾っていた人は多いと思います……。
サンタナ「アミーゴ」
こちらは横尾忠則作品。日本のアーティストの作品が使われている洋楽アルバムもあるんです。この絵のサイケデリックさをサンタナは気に入ったのでしょうか?音楽のノリと楽曲の個性さがお互い引き立て合っている例ですね。他にもジャズの大御所マイルス・デイビスのアルバムにも横尾忠則作品が使われているのもあります。
ジョン・レノン「ダブル・ファンタジー」
これは写真家である篠山紀信が撮影したもの。この作品発表の後、ジョン・レノンは射殺により亡くなってしまったので、結果としてこれが遺作となったしまった。ジョンが亡くなった後に出たアルバム「ミルク・アンド・ハニー」のジャケットにも、この時の篠山紀信とのフォトセッションで撮影された写真が使われています。
U2「ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン」
ベテランバンドU2のこのアルバムは現代アーティスト杉本博司の写真作品「海景シリーズ」を使っています。杉本博司はこの写真を提供する条件として、ジャケット写真には何も入れない様に、と提示したということです。それによってこのジャケットにはアルバム名もバンド名も記されていません(ケースの表に「=」のシールだけが貼られている)。既に名前の知られているU2だからこそ、そしてバンドのボーカルでもあるボノが杉本博司の作品を敬愛してるからこそのアルバムジャケットです。
R.E.M.「I'll Take the Rain」
最後に、これだけマキシシングルのCDジャケットですが、奈良美智作品を使っているのもあり紹介したかったのです。奈良美智作品は日本のバンドやジャズアルバムなどで見たことはありますが洋楽ロックで使われているのはこれ位でしょうか?他にあれば教えて下さい。
ちなみに奈良美智の犬君はこの曲のミュージックビデオにも出てきます。このMVのディレクターはDavid Weir、キャラクターデザインは奈良美智。
R.E.M. - I'll Take The Rain (Official Music Video)
https://www.youtube.com/watch?v=JlIj6BxUS6E
さて、私が気に入っているものを幾つかあげてみましたが、他にもまだまだ沢山あります。更にジャンルを広げると、古典絵画を使っているものや有名デザイナーが手がけたものもあります。ジャズやクラシックなどにも素敵なジャケットのものはあります。気に入ったものがあったらパッケージを手に入れて部屋に飾ってみるのもいいと思いますよ。
念のため、音楽がコンパクトディスク(CD)と言うメディアで発売されていたのはご存知ですよね?その前はレコード(LPなど)と言うものでした。そこにはアーティスト名やタイトルなどが描いてあるカバーがついていて、それがアルバムジャケットであります。
って、説明は要るのかしら……。
さて、そのジャケットカバーにアート作品が使われているものをピックアップしたいと思います。今回は洋楽ロック系+現代アート/現代写真家作品に絞ってみました。絵を買うのはちょっと値段が高いなぁ、って思っている方、CDやレコードを買って部屋に飾っておくのもありですよ!
ベルベット・アンダーグラウンド
「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ」
まずは巨匠アンディ・ウォーホルが手がけた有名なアルバムです。このポップアートの巨匠は音楽界からも人気で色々なジャケットを手がけておりますがその中でも一番有名なのがこれではないでしょうか?ルー・リードが居たこのバンドのアルバム、プロデュースもウォーホルがしています。ウォーホルの手がけたものと言えばローリング・ストーンズ「スティッキー・フィンガース」のジャケットデザインも有名ですね。
ブラー「ザ・ベスト・オブ」
ブラーのベストアルバムのジャケットは有名現代アート作家であるジュリアン・オピーの絵が使われています。これ、メンバーの顔を描いていると言う事はこのアルバムのための描き下ろしでしょうか。このアルバムはまさにベスト版、洋楽好きなら知らない曲はないでしょう、と言うくらいの名曲ばかり。ブラーは他にも「シンク・タンク」と言うアルバムのジャケットでバンクシーのグラフィティを使ったりしています。
ソニック・ユース「ソニック・ナース」
こちらのジャケットの絵は、アメリカの画家リチャード・プリンスによるNurse Paintingsシリーズというもの。このソニック・ユースのノイズパンク、オルタナ、グランジなど、ヒリヒリとした感じの音を出すジャンルはアートと親和性が高く、他のアルバムでも現代アート作品が満載。ゲルハルト・リヒターやレイモンド・ペティボン、マイク・ケリーなど尖った作家の作品などを使っています。
ビョーク「ホモジェニック」
アレキサンダー・マックイーンが手がけたジャケットです。マックイーンはファッションデザイナーなのでジャンルとしては現代アートとは少し違うかもしれませんが、ただ、このジャケットの様相は間違いなくアートだと思います。ビョークの作る唯一無二の世界観をファッションと言う世界で表現したアートですね。
パティ・スミス「ホーセス」
パンクの女王、パティ・スミスのこのデビューアルバムはロバート・メイプルソープの写真を使っています。一時期、パティ・スミスとロバート・メイプルソープは一緒に住んでいたそうです。ただ単にカッコいいと言うだけではないこの写真、パティスミスの声と良く合っています。また、テレビジョンと言うバンドの「マーキー・ムーン」のアルバムジャケットにもロバート・メイプルソープの写真は使われています。
フェアーグラウンド・アトラクション「ファースト・キッス」
エリオット・アーウィットの写真を使ったアルバムジャケット。このアルバムの素敵にはじける楽曲にあうような素敵な写真です。このアルバムからヒットした「パーフェクト」と言う曲を聴くたびにこの写真が頭に浮かんでしまうくらい、曲とジャケット親和性が高い写真とアルバムだと思います。このアルバム、家に飾っていた人は多いと思います……。
サンタナ「アミーゴ」
こちらは横尾忠則作品。日本のアーティストの作品が使われている洋楽アルバムもあるんです。この絵のサイケデリックさをサンタナは気に入ったのでしょうか?音楽のノリと楽曲の個性さがお互い引き立て合っている例ですね。他にもジャズの大御所マイルス・デイビスのアルバムにも横尾忠則作品が使われているのもあります。
ジョン・レノン「ダブル・ファンタジー」
これは写真家である篠山紀信が撮影したもの。この作品発表の後、ジョン・レノンは射殺により亡くなってしまったので、結果としてこれが遺作となったしまった。ジョンが亡くなった後に出たアルバム「ミルク・アンド・ハニー」のジャケットにも、この時の篠山紀信とのフォトセッションで撮影された写真が使われています。
U2「ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン」
ベテランバンドU2のこのアルバムは現代アーティスト杉本博司の写真作品「海景シリーズ」を使っています。杉本博司はこの写真を提供する条件として、ジャケット写真には何も入れない様に、と提示したということです。それによってこのジャケットにはアルバム名もバンド名も記されていません(ケースの表に「=」のシールだけが貼られている)。既に名前の知られているU2だからこそ、そしてバンドのボーカルでもあるボノが杉本博司の作品を敬愛してるからこそのアルバムジャケットです。
R.E.M.「I'll Take the Rain」
最後に、これだけマキシシングルのCDジャケットですが、奈良美智作品を使っているのもあり紹介したかったのです。奈良美智作品は日本のバンドやジャズアルバムなどで見たことはありますが洋楽ロックで使われているのはこれ位でしょうか?他にあれば教えて下さい。
ちなみに奈良美智の犬君はこの曲のミュージックビデオにも出てきます。このMVのディレクターはDavid Weir、キャラクターデザインは奈良美智。
https://www.youtube.com/watch?v=JlIj6BxUS6E
さて、私が気に入っているものを幾つかあげてみましたが、他にもまだまだ沢山あります。更にジャンルを広げると、古典絵画を使っているものや有名デザイナーが手がけたものもあります。ジャズやクラシックなどにも素敵なジャケットのものはあります。気に入ったものがあったらパッケージを手に入れて部屋に飾ってみるのもいいと思いますよ。