“土用の丑の日”でお馴染みの「夏の土用」の意味と過ごし方
こんにちはCHIEです。
前回、「7月の大開運日がチャンス!効果大な吉方位旅行」というテーマでコラムを書きましたが、いつも以上に多くの反響をいただきました。
夏は陰陽五行説で「火」の気が割り当てられています。
「火」は陽の性質が強く、明るく活発なエネルギーを持っているので、今月はアクティブに過ごしていただきたいのですが、一点だけ注意しなければいけないことがあります。
それが「土用」。
“土用の丑の日”で馴染み深いこの「土用」ですが、その意味をご存知でしょうか?
なんとなく、うなぎを食べる日・・・くらいの認識ですよね。
土用っていったい何なのか、どんな意味があるのか、何をする日なのか、あまりよく分かっていない人も多いと思います。

■土用とは?
簡単に言うと季節の変わり目のこと。
立春、立夏、立秋、立冬の直前の約18日間を「土用」と言い、実は一年に4回あります。
ちなみに夏の土用は
7月20日(金)~8月6日(月)の18日間。
季節の変わり目なので疲れが出やすく、体調を崩しやすいので、あまり無理をしないほうが良いとされています。
スタミナ切れになりやすい時期だからこそ、特に夏、“土用の丑の日”には滋養強壮に良いとされるうなぎを食べ、精力を付けるという考えが風習として広まりました。
■土用にしてはいけないこと
土用の期間には「土公神」という土を司る神様が支配する時期で、土の気が盛んになるとされているので、土を動かす作業や殺生はNGとされています。
その他にも土用には様々な禁忌があるので一覧にまとめてみました。
・木を植えたり、土いじりをすること
・釣り
→殺生になるため
・改装や工事、引っ越し
・見知らぬ土地に旅行
→慣れ親しんだ土地なら良いですが、開拓はあまりオススメしません。
土用の期間は吉凶関係なくどの方角も良くないとされていて、特に注意した方が良い方角は「土用殺」という名前で呼ばれ避けられています。
ちなみに夏の土用殺は「南西」です。
・新しいこと
→新しいことを初めても続きにくいと言われています。
・喧嘩や言い争い
→土用の期間は普段以上に注意して静かに過ごしたほうが良いです。
また、季節の変わり目というのは体調だけでなくメンタル面にも影響を及ぼすので、落ち込みやすくなったりイライラしやすくなったりします。
新しいことをして負担を背負ったり、無理をしないようにして、土用の期間はゆっくりと過ごし、内側を整える期間に当てたほうが良さそうです。

■逆に、すると良いこと
NG事項が多すぎてテンションが下がってしまいそうな土用ですが、
「今の状態を新しくすること」がダメなだけで、
『今の状態を改善すること』は良いとされています。
・土用干し
→衣類や寝具を干して湿気を取り除くのは開運行動につながります。
・除湿、部屋の風通しをよくすること
・整理整頓や掃除
→周辺整理をして清潔に過ごすとリフレッシュします
・サウナや半身浴
→しっかり汗をかいてデトックスしましょう。
・「う」のつくものを食べる(うなぎ、梅干し、瓜など)
→消化に良いものを食べて元気をつけましょう

■間日(まび)について
土用には「間日」と呼ばれる日があり、この日だけは土公神が天界に帰っているので行動してもさわりが少ないとされています。
夏の土用の間日は7/22、23、27、8/3、4
「掃除をしたら模様替えがしたくなった!」など、どうしてもアクションを起こしたい時はこの間日に行うことをオススメします。

以上のことに気をつけて夏の土用をお過ごしください☆
土用は「休む期間」ですが、同時に「準備をする期間」で今後の運気を貯める期間です!
ゆっくりリラックスして過ごして、力と運気を貯めてください

(スピリチュアル占い師 CHIE)