木刀だけが修学旅行土産じゃない!…日本刀・手裏剣キーホルダーと「ファンシー絵みやげ」(1/3)
■ 手裏剣と日本刀
前回は、懐かしい拳銃キーホルダーを紹介いたしましたが、他にも色々な武器がキーホルダーとなりました。その中でも、特に多いのが手裏剣や日本刀です。
観光地には城や古戦場など歴史にまつわる場所が多く存在しますので、そこで売られる商品も戦国時代の武将や幕末の志士、そして忍者など、歴史にまつわるモチーフのものが必然的に多くなります。そこで、忍者の武器である手裏剣、そして武士道において重要な要素である日本刀が重要なアイテムとなってくるのです。

↑色々な手裏剣キーホルダー。
幼稚園や小学校では折り紙で作った手裏剣で遊んでいましたが、観光地で売られていた手裏剣キーホルダーは金属製な上に、かなり鋭利であり安全性に問題がありました。その後こういった商品は姿を消していき、柔らかい素材の手裏剣が多くなっていったのです。
一般流通する玩具では安全に配慮されていたのが樹脂製の刀で、こちらもチャンバラごっこが好きな子供たちに人気でした。しかし、やはり同じように日本刀も観光地で売られるキーホルダーは安全性に問題があったのです。

↑日本刀を模したキーホルダー。やはり金属製な上に尖っている。

↑こちらは安全性の高い、鞘に入った形で刀身が抜けないキーチェーン。
刀身が抜けるものでは、ペーパーナイフとしての用途を持った大き目のキーホルダーが人気でしたが、先がかなり尖っているので非常に危険でした。先が耳かきになっているものもありますが、鞘から抜きづらいのが難点です。

↑そして夜光剣にドラゴンが巻き付いたキーホルダー。
このドラゴンソードキーホルダーの世界は奥が深いので、また別の機会に紹介できたらと思います。
修学旅行あるある界の定番「木刀をおみやげに買う」のように、特に男子は武器への憧憬というものが常にあるようです。そして、その武器をミニチュア化したキーホルダーを観光地でつい買ってしまうというのは、木刀を買う精神と何ら変わりがないのでしょう。