バブル時代の西郷どん!?…大河ドラマと「ファンシー絵みやげ」(1/3)
■ NHK大河ドラマ
現在、NHKでは西郷隆盛をテーマにした大河ドラマ『西郷どん』が放映されていますが、1963年の記念すべき最初の『花の生涯』から数えてすでに58作目となっていて、長きにわたりの人気を維持しているドラマ枠です。

↑『西郷どん』主人公の西郷隆盛をモチーフにしたファンシー絵みやげのキーホルダー。
大河ドラマは一年をかけて歴史上の人物や出来事をつぶさに描くことから、その人物に注目が集まり、ゆかりの地を訪ねる人も増加します。そして、ゆかりの地は観光地として、この機を逃すまいと大河ドラマを利用したプロモーションや商品展開を行うのです。
これはファンシー絵みやげが主流で、国内旅行が好景気であった1980年代~1990年代前半においても顕著でした。
■ ファンシー絵みやげとは
1980年代から1990年代にかけて日本中の観光地にあふれていた雑貨みやげ。中でも二頭身にディフォルメ・擬人化した漫画的表現のキャラクターと手書きやローマ字などで書かれた文字を印刷した商品群をファンシー絵みやげと呼んでいます。

↑西郷隆盛がモチーフのファンシー絵みやげキーホルダー。