この像、見たことありますよね？


名前はマーキュリー像。
現在14体あって、うち12体は東京メトロの駅に設置されています。

駅のどこかに、謎めいたパブリックアートが12体も存在するのです。
すべて1日で見ることは可能なのか、検証しなければ夜明けは来ません。

骨密度が60代の26歳美術ブロガー明菜が、東京都内を大疾走！（地下鉄で）
弾丸取材記録をいまトピに押し付ける！

題して、
マーキュリー像を探せ！東京メトロ大捜査線 まとめ編
「東京メトロ、封鎖できません！」


■12:49 池袋に到着
9時には池袋に到着する予定でしたが、華麗な寝坊をキメたため、大幅なビハインドを背負ってのスタートです。
池袋駅の像は3体。
2体は地上で、西武デパート前とドン・キホーテ前です。


もう1つはサンシャイン方面の通路。


マーキュリーとは、ローマ神話に出てくる商業と旅人の守護神。
この一連の像は彫刻家の笠置季男（かさぎ・すえお）さんによる作品で、地下鉄ユーザーを見守る像なのです。

詳しい場所はこちら。
「事件は会議室で起きてるんじゃない！東京メトロで起きてるんだ！」

さ、次の駅へ。
池袋の滞在時間は30分でした。


■13:20 池袋を出発し、大手町へ
有楽町線で飯田橋、東西線に乗り換えます。
大手町の像は東西線改札に近くにあるので丸ノ内線は使いません。


■13:36 大手町へ到着
東西線コンコースの両側に像が1体ずつ、計２体あります。
1箇所に2体なんて取材者思いの駅だ！


像が初めて設置されたのは昭和26年で、戦後の復興と若者の勢いを表現したのだそうです。
髪が後ろになびくようなデザインで、前進のエネルギーが伝わってきますよね。

詳しい場所はこちら。
「マーキュリーが撃たれた。どうして現場に打撲痕が残るんだ！」

■13:47 大手町を出発し、銀座へ
大手町の滞在時間は10分。
丸ノ内線に乗ります。


■14:00 銀座へ到着
像は4体あるので、沢山歩かないと。
丸ノ内線→日比谷線→銀座線、とテンポ良く！

①丸ノ内線改札
はい！


②日比谷線改札
はい！


③銀座線改札
はい！


はい！


銀座線改札に2体あるので、銀座駅は計4体。
全て改札内です。
場所の詳細はこちら。
「俺に部下はいない、いるのはマーキュリーだけだ」

しかし60代の骨を持つ26歳にとって、銀座駅を端から端まで歩くのは酷ですよ。
もう9体も集まったし、帰っても良いよね？


■14:16 銀座を出発し、日本橋へ
帰ったら連載に穴が空き、生活に支障がでます。
仕方がないので銀座線で日本橋駅へ。

ちなみに銀座の滞在時間は15分。


■14:22 日本橋に到着
1体いました！


たった1体…！
複数個ある駅との違いは何なんだ！
と言いたい気持ちをこらえ、次の駅へ。

場所の詳細はこちら。
「マーキュリーが撃たれた。どうして現場に打撲痕が残るんだ！」


■14:25 日本橋を出発し、浅草へ
降りたばかりの銀座線に戻り、浅草へ。
日本橋の滞在時間は3分でした。
何が悲しくてこんなに急いでいるのでしょうか。


■14:40 浅草に到着
改札外だったので少し歩きました。
感想は以上です。


場所の詳細はこちら。
「マーキュリーを撮る。それが私の仕事だ」


■14:45 浅草を出発し、上野へ
銀座線に飛び乗り、上野へ戻ります。
浅草の滞在時間は5分でした。


■14:58 上野に到着
（もう何も喋らなくて良いよね？）


ようやく12体を制覇することができました！
疲れているのに若干感動してしまった自分に驚きます。

場所の詳細はこちら。
「マーキュリーを撮る。それが私の仕事だ」

あ、上野の滞在時間は5分でした。

結論：12体のマーキュリー像は1日で制覇できる！

「私も1日でマーキュリー像を制覇しよう！」
と思う変態はいないと思いますが、マーキュリー像はもう少し認知されるべきだと思います。

というのも、駅の改築によって数が減っているのです。
絶滅危惧種です。

通勤・通学で上記の駅を使う方は多いはず。
昭和26年から、マーキュリーは旅人の後ろ姿を見守り続けているのです。
見つけたら愛でてあげてくださいね！