美術館でお花見も!この春に見たい東京+αの展覧会10選

2018/3/26 14:00 はろるど はろるど
はじめまして。はろるどです。gooとは長い縁がありまして、14年前から、gooブログ(https://blog.goo.ne.jp/harold1234)で展覧会の感想などを書いております。この度、いまトピでもコラムを担当することになりました。色々と情報を発信していきたいと思います。どうぞ宜しくお願いします。

さて、いよいよ春本番!東京では桜も見頃を迎えました。屋外でのお花見も楽しいですが、ここは美術館や博物館へも繰り出したいところ。というわけで、この春、東京で「お花見」も出来そうな、おすすめの展覧会を10展あげてみました!

【上野で一番の穴場?! 博物館でお花見を】



「博物館でお花見」(東京国立博物館)
開催期間:3月13日(火) ~4月8日(日) 
時間:9:30~17:00 *金曜・土曜日は21時まで。4月の日曜日は18時まで。(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日
http://www.tnm.jp@TNM_PR

まずはトーハク恒例のお花見展です。桜をモチーフにした作品が数多く出展。スタンプラリーもあり、気軽に日本美術の名品を愛でることが出来ます。そして何と言っても本館裏の庭園!春の時期は特別に開放され、全10種類もの桜を楽しめます。春の上野はどこも凄まじい人出ですが、ここは割と静かなのが嬉しいところ。上野の隠れたお花見スポットとしてもおすすめです。


↑東京国立博物館本館裏の庭園。かつては寛永寺の庭でした。

【千鳥ヶ淵近くで楽しむ美術館の春まつり】



「美術館の春まつり」(東京国立近代美術館)
開催期間:3月23日(金)~4月8日(日)
時間:10:00~17:00 *金曜・土曜日は20時まで。(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日。但し3/26、4/2は開館。
http://www.momat.go.jp@MOMAT60th

千鳥ヶ淵にもほど近い東京国立近代美術館のお花見企画です。「美術館の春まつり」と題し、華やかな花を描いた日本画を紹介。前庭にお休み処が開設されるほか、本館の「眺めのよい部屋」からは皇居の桜を望むことも出来ます。そして4月1日(日)は無料開館日!スペシャルプログラムのトークラリーも行われます。その日を狙って行くのも良さそうですね。


↑東京国立近代美術館から皇居方向を眺める。都心の一等地に位置します。

【全面リニューアルオープン!庭園美術館で春を感じよう!】



「建物公開 旧朝香宮邸物語/鹿島茂コレクション フランス絵本の世界」(東京都庭園美術館)
開催期間:3月21日(水)〜6月12日(火)
時間:10:00~18:00 *3/23、24、30、31、4/6、4/7は20時まで。(入館は閉館の30分前まで)
休館日:第2・4水曜日
http://www.teien-art-museum.ne.jp@teienartmuseum

アール・デコ調の旧朝香宮邸の建物も人気の東京都庭園美術館。この春、西洋庭園とレストランの整備を終え、全面リニューアルオープンしました。展覧会は建物公開とフランス絵本展の2本立て。朝香宮家ゆかりの衣装の展示も行われます。もちろんリニューアルしたお庭も散策したいところ。お花見スポットとしても知られています。また本館は会期中に限り写真撮影も可。重要文化財の建物自体が美術品です。スマホ、カメラをお忘れなく!


↑本館1階の次室。白磁の「香水塔」は、アンリ・ラパンがデザインしました。

【人気のサクラ展が6年ぶりに帰ってくる】



「桜 さくら SAKURA 2018ー美術館でお花見!」(山種美術館)
開催期間:3月10日(土)~5月6日(日)
時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日。但し4/30、5/1は開館。
http://www.yamatane-museum.jp@yamatanemuseum

日本画専門の山種美術館の人気企画が6年ぶりに帰ってきました。その名も「桜 さくら SAKURA 2018」。桜を描いた日本画で一色に染まります。また今年は夜桜にもピックアップし、テーマ展示として紹介します。さらにCafe椿では、出展作品にちなんだ桜の和菓子も登場。見て、味わって、たっぷりと春を満喫出来る展覧会となりそうです。


↑土田麦僊の「大原女」。本作に限り、写真撮影が可能です。

【花や植物がいっぱい!ルドンの知られざる装飾画が日本初公開!】



「ルドンー秘密の花園」(三菱一号館美術館)
開催期間:2月8日(木)~5月20日(日)
時間:10:00~18:00 *祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は21時まで。(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日。但し、祝日の場合、5/14とトークフリーデーの2/26、3/26は開館。
http://mimt.jp (@ichigokan_PR

幻想の画家として人気のルドン。しかし色鮮やかな花や植物の絵画も残しました。そんなルドンの植物の作品に注目した展覧会です。中でも必見なのは最大級のパステル画、「グラン・ブーケ」とともに、かつてドムシー男爵家の食堂を飾った壁画連作、15点が一同に揃うこと。まさに花いっぱい!史上初の試みです。また4月6日(金)は開館8周年のイベントも開催。広場での音楽演奏や付箋のプレゼントも行われます。


↑東京初の洋風事務所建築であった「三菱一号館」を復元した建物も魅力。

【お庭のカキツバタとともに愛でる】



「光琳と乾山 芸術家兄弟・響き合う美意識」(根津美術館)
開催期間:4月14日(土)~5月13日(日)
時間:10:00~17:00 *5月8日(火)~13日(日)は19時まで。(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日。但し4/30は開館。
http://www.nezu-muse.or.jp (@nezumuseum)

都心とは思えない庭園を有する根津美術館。毎年四月下旬には、明治末期の茶室、弘仁亭前の池にカキツバタが咲き誇ります。その時期にあわせて公開されるのが、尾形光琳の国宝、「燕子花図屏風」です。ほかにも光琳をはじめ、弟、乾山の優品がずらり。二人の関係は「日本美術史上最も有名な芸術家兄弟とは」のコラムでも取り上げられました。兄弟の生み出した美の競演をカキツバタとともに味わいたいですね。


↑弘仁亭前のカキツバタ。お庭は高低差があるため、歩きやすい靴がベストです。

【四季の草花の競演!花鳥画を味わう】



「生誕140年記念特別展 木島櫻谷 PartⅡ 四季連作屏風+近代花鳥図屏風尽し」(泉屋博古館分館)
開催期間:4月14日(土)〜5月6日(日)
時間:10:00~17:00 (入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日。但し4/30は開館、5/1は休館。
https://www.sen-oku.or.jp/tokyo

このところ再評価の機運が高まるのが、明治から昭和にかけて活動した日本画家、木島櫻谷(このしまおうこく)。その櫻谷は、住友銀行を創設し、茶人としても知られた15代住友吉左衞門(春翠)の造営した茶臼山本邸の大広間に、四季折々の草花をあしらった「四季連作図屏風」を描きました。ともかく上品であり華やか。魅力満載です。櫻谷?誰だろう?という方にこそおすすめしたい展覧会です。


↑東京メトロ南北線六本木一丁目駅よりすぐ。長いエスカレーターをあがりましょう。

【今年も春の江戸絵画祭りがやって来た!】



「春の江戸絵画まつり リアル 最大の奇抜」(府中市美術館)
開催期間:3月10日(土)〜5月6日(日)
時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日。但し4/30は開館。
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/

「春の◯△まつり」と聞いて何を思い出しますか?やはり府中市美術館の「江戸絵画まつり」ですよね。今年のテーマは「リアル」。「写実とは?」を考えながら、多様な江戸絵画を紹介しています。そしてこの「江戸絵画まつり」は珍しい作品が多いのも特徴。知られざる絵師との出会いがあること請け合いです。ちなみに美術館前は見事な桜並木。満開時は大勢の人で賑わいます。春爛漫の府中で江戸絵画を楽しみましょう。


↑美術館前、府中の森公園の桜並木。野球場やテニスコートもあります。

【東中野の住宅街の中にある隠れたアートスポット】



「鈴木其一の四季花鳥図屏風と景徳鎮窯のちいさな五彩」(東京黎明アートルーム)
開催期間:5月28 日(月)~6月30 日(土)
時間:10:00~16:30 *6月15日(金)は14:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日:6月3日(日)
http://www.museum-art.torek.jp@torek_museum

東中野に美術館があることをご存知ですか?東京黎明アートルームは、日本、およびアジア諸国の古美術品などを展示する施設で、2015年にリニューアルオープンしました。2階建ての小さな美術館ですが、コレクションは一級品ばかり。さらに透明度の高いガラスケースや効果的な照明など、東京でも指折りの展示空間が広がっています。そこで見る其一の「四季花鳥図屏風」は、きっと美しく映えるでしょうね。入館料も400円とリーズナブル。今年から開室時間も延長しました。ともかく一見の価値ありの美術館です!

【百花繚乱!江戸時代のご当地絵師が大集合!】



「百花繚乱列島-江戸諸国絵師めぐり」(千葉市美術館)
開催期間:4月6日(金)~ 5月20日(日)
時間:10:00~18:00 *金曜・土曜日は20時まで。(入館は閉館の30分前まで
休館日:5月7日(月)
http://www.ccma-net.jp (@ccma_jp

最後は東京を少し離れ、千葉の展覧会で締めくくります。全国津々浦々、江戸時代のご当地の絵師が千葉市美術館に集結するのが、「百花繚乱列島-江戸諸国絵師めぐり」展。まさに絵師の咲き乱れ!きっとマニアックな絵師や作品が揃うこと間違いありません。そして出展は怒涛の190点。(展示替えあり)千葉市美術館は質だけでなく、量でも見せる美術館です。時間に余裕をもって行きたいですね。

いかがでしたでしょうか。この春もあまたと開催される東京の展覧会から、なるべく「お花見」に引きつけて、おすすめをピックアップしてみました。さすがに全10展を見て回るのは難しいかもしれませんが、きっとあなたのお気に入りの展覧会が見つかると思います!



美術館のアドレスとともに、Twitterアカウントも掲載しておきました。最新の展示や混雑情報などはTwitterで更新される美術館も少なくありません。こちらも要チェックです。

春の陽気に誘われながら、お花見を兼ねての東京の美術館・博物館への旅。是非、お出かけ下さい!