旅に出よう!建築好き(と喫茶店好き)のための金沢編

2018/4/11 12:00 KIN KIN
こんにちは、アートや建築好きのKINと言います。前回に引き続き「旅に出よう!」シリーズ、金沢編です。旅行に行った時の楽しみ方は色々とありますが、私のオススメの一つは建築を見ながら街歩き。旅行先での散歩がてら、移動がてら、ふと見かけた建築を眺めながら町を歩くのも楽しいのですよ。今回は金沢で私が実際に見た建築をいくつか紹介したいと思います。



まずは現代建築をご案内!

金沢海みらい図書館(石川県金沢市寺中町イ1-1)
建築設計:シーラカンスK&H(堀場弘+工藤和美)
https://www.lib.kanazawa.ishikawa.jp/?page_id=118



まずはここを見てほしい!他の観光地とは駅からは逆方向になります。ですが、とにかくここは必見ですよ、美しいです。ここは是非に中に入ってみて欲しいです。入口で申請をすれば撮影もOKです。



この図書館は過去に米旅行ガイドサービス「世界の魅力的な図書館ベスト20」米国ネットサイト・フレーバーピル「世界の最も美しい公共図書館 ベスト25」などに選ばれている建築なのです。


金沢21世紀美術館(石川県金沢市広坂1-2-1)
建築設計:SANAA(妹島和世+西沢立衛)
https://www.kanazawa21.jp/



金沢で現代建築と言えばこの美術館が一番有名でしょう。無料で入ることが出来る共用スペースが市民の憩いの場にもなっているようです。この建築ユニットSANAA(サナア)は他にも日本や海外で様々な有名建築の建築設計をしていますが、この金沢21世紀美術館がきっかけで世界でも大きな評価を得たのです。

こちらの美術館の楽しみ方は別記事にてご紹介していますのでそちらも併せてご覧下さい。
 ↓
旅に出よう!アートを楽しむ金沢編
https://ima.goo.ne.jp/column/article/5694.html


鈴木大拙館(石川県金沢市本多町3-4-20)
建築設計:谷口吉生
http://www.kanazawa-museum.jp/daisetz/



金沢21世紀美術館から少し歩いた場所にあります。ここは金沢では筆者がイチオシ!の美術館。禅をテーマにしたシンプルな建築と水面の変化の組み合わせは、季節や天気などによって様々な表情を見せてくれます。いつ行っても飽きることの無い建築なのです。

この館の建築設計をした谷口吉生(たにぐちよしお)氏は石川県や金沢に縁のある方。筆者が好きな美術館を幾つか設計をしていて、もう、美術館設計の名手と言っても構わないでしょう。この谷口吉生氏が設計する建築博物館が金沢に2019年完成予定だという話もあります。またその頃には金沢に来なければ。まぁ、この興奮はあまり他には伝わらないでしょうけど。



ちょっとブレイク

さて少し歩いたので、建築から離れて一息いれましょう。あんまり旅行に来て建築ばかりを熱心に観て歩いてばかりいると嫌われますよ(誰に言っているのでしょうか……)。金沢は女性雑誌でアートや旅行特集などで良く取り上げられる街。人気のカフェや昔からの喫茶店なども多い街です。


禁煙室(石川県金沢市尾張町2-14-21)
https://gourmet.goo.ne.jp/restaurant/detail/10376141/



注意です。ここは喫煙「可能」な喫茶店です。吸えるんです!タバコの吸える喫茶店「喫煙室」!どこから突っ込んだら良いのか判りませんが、ここには行っておくべきでしょう。渋い昔ながらの喫茶店です。観光地として有名なひがし茶屋街から歩いてすぐです。


純喫茶ローレンス(石川県金沢市片町2-8-18)
https://gourmet.goo.ne.jp/restaurant/detail/10376696/



直木賞作家・五木寛之さんが通ったと言う喫茶店です。営業時間はまちまちと言う噂もあります。そんな大らかな所が昔からのお店っぽくていいですね。色濃いお店っぽいです。お店に行ってみてオープンしてなくても次の旅の機会でまた狙いましょう。現に筆者が行った時も閉まっていて入れず。いつか行ってみせます。香林坊の交差点の近くです。


フルーツパーラー むらはた(石川県金沢市武蔵町2-12)
https://www.murahata.co.jp/



1階が老舗のフルーツ屋さん、2階がフルーツパーラー。新しめのビルが小奇麗です。ここはフルーツパフェが最強。行列が出来るので早い時間に行くのがオススメですね。酒飲み男子な私としてはフルーツサンドの写真が精一杯だったのをお許し下さい(でも美味しいのよ、このサンドイッチ)。近江町市場の近くです。



さて、街ナカ近代建築巡りに!

金沢には昔の町並みや家が街のあちこちに残っています。ふらっと歩いているだけで素敵な建物をいくつも見かけました。近江町市場のあたりからひがし茶屋街までの国道159号線沿いとその周辺には素敵な建物が多く、その周辺で見た個人的に好きな昭和初期の近代建築を幾つかご紹介します。


北國銀行 武蔵ヶ辻支店(石川県金沢市青草町88)
建築設計:村野藤吾
https://sasp.mapion.co.jp/b/hokkokubank/info/1102/



建築好きにとっては金沢の建築といったらこれ、と言うくらいの建物。なんと、日生劇場などを設計している巨匠 村野藤吾(むらのとうご)氏が若い頃に設計した建物です。近江町市場の入口にあり、歩きでもバスからでも思わず見てしまう素敵な佇まい(うっとり……)。


旧三田商店(石川県金沢市尾張町1-8-5)



橋場の交差点の近く、国道159号線沿いにあります。1階ではギャラリーとカフェが営業をしています。カフェは一度入ってみたいですね。この建物の中で飲むコーヒーなんて素敵です。


旧村松商店(石川県金沢市尾張町1-8-5)



上記の旧三田商店から一本裏手の道に入ったところにあります。何度か金沢に行っていますがこの前初めてこの建物を見つけました。いやー、素敵です。街を歩くだけでこのレベルの建物がふと現れるなんて金沢恐るべし。


旧石川銀行橋場支店※現 金沢文芸館(金沢市尾張町1-7-10)
http://www.kanazawa-museum.jp/bungei/



橋場の交差点の角にある、これも目立つ建物です。先に書いたタバコの吸える喫茶店「禁煙室」もこの近くですのでひがし茶屋街とセットで散歩したいエリアですね。


どうですか?建築を見回る街歩きの楽しさが少しでも伝われば良いのですが。


そういえば、東京の森美術館で4月25日から建築の展覧会が開催されるそうです。展覧会のTOPページには、先ほど紹介した「鈴木大拙館」が取り上げられていますね。この展覧会、千利休作の茶室《国宝・待庵》を原寸で再現する展示などもあるようです。楽しみです。


「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」森美術館
(開催期間 2018/4/25-9/17)
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/japaninarchitecture/index.html


一つオススメ建築を追加しておきます。金沢から特急で30分弱のところにある加賀温泉駅、ここは幾つかの温泉街で構成する加賀温泉郷の入口の駅です。建築ファンならばこの駅から行くことの出来る温泉の一つ、片山津温泉の総湯(共同浴場)をオススメします。せっかくなので金沢から少し足を伸ばして温泉体験もいいですよね。

片山津温泉総湯(石川県加賀市片山津温泉乙65-2)
建築設計:谷口吉生
http://sou-yu.net



そう、先にもあげた谷口吉生氏設計の温泉なんですね。共同浴場なので宿泊は出来ませんがこの近くの温泉宿に宿泊するのも良いと思います。

旅にはやっぱり温泉ですよね。温泉街でゆったり、旅館で日本酒、ええ、建築とかどうのこうのがどうでも良くなってきて……。あー、温泉行きたーい!



そう、旅とは人それぞれの楽しみ方があるものですよね。皆さまも楽しい旅を!