旅に出よう!アートを楽しむ(美味しい)金沢編
こんにちは、アートや建築好きのKINと言います。みなさん、旅に出たら何をしますか?旅先でアートを楽しむなんてどうでしょう?今回は私のイチオシ、アートな「金沢」をご紹介します。
まず旅に行く時、旅先にどんな美術館があるかを調べますよね。え?調べませんか?旅行では真っ先に美術館に行くものですよね?え?違うのですか、そうですか。
はい、では、気を取り直して。
美術館があって、美味しい海鮮があって、素敵な建築があって、美味しいお酒があって、素晴らしい工芸があって、美味しい食材が豊富な金沢。ええ、おなかが空きましたね。そう、金沢はアートファンではない人と行っても楽しめるところなのです。そんな金沢のアートな見どころとは?!
まずは金沢21世紀美術館。ここに来ない事には始まりません。
金沢21世紀美術館
https://www.kanazawa21.jp/
こちらの美術館、現代アートなどの企画展や美術館のコレクション展を開催しています。ですが、共用スペースのあちこちにアート作品があり、それらを無料で楽しむこともできるのです。アート作品と一緒に自撮りをしてSNSへアップなんてことも出来ますよ。
レアンドロ・エルリッヒ「スイミング・プール」(金沢21世紀美術館)
これはこの美術館で一番有名な作品ではないでしょうか。プールの下にたたずむ人達、不思議ですよね。
レアンドロ・エルリッヒ「スイミング・プール」(金沢21世紀美術館)
実はこのプールの水面下に行くには有料のコレクション展示コーナーを通る必要があります。コレクション展だけなら入場料は360円(2018年3月現在)なので、ついでにコレクション展を一緒に楽しむのもいいかもしれません。
現在、東京にある森美術館でこの作家の展覧会を実施中です。体験型のアート作品がたくさん展示されていますので気になったらこちらも行ってみると楽しいですよ。
「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」森美術館
(開催期間 2017/11/18-2018/4/1)
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/LeandroErlich2017/
マイケル・リン「市民ギャラリー 2004.10.09-2005.03.21」(金沢21世紀美術館)
この美術館の中で、自撮りスポットとして最強なのがこの壁の前。アーティストのマイケル・リンが加賀友禅などの模様を取り込んだ壁面です。壁の前にあるラビットチェアも可愛いです。この美術館の建築設計をしたSANAA(サナア)がデザインした椅子なのです。
そして、この冬、この場所に行ったら、作品メンテナンスにより真っ白い壁だったという体験をした筆者。せっかくなのでこの貴重な体験を自己紹介写真にしたのでした……。
ジェームズ・タレル「ブルー・プラネット・スカイ」(金沢21世紀美術館)
そして、もう一つのオススメがこれ。屋根の四角い穴から見える空。はい、それだけです。おっと、だからと言ってすぐ帰ってしまっては勿体無い。そのまま空をゆっくり眺めましょう。雲が流れ、飛行機や鳥が飛ぶ、普段見ている空が四角く切り取られるだけで、こんなに表情豊かに見えるだなんて……みたいな哲学っぽいこと考えてみませんか?
みませんよね。それなら、ここに夕暮れ時に来ることをオススメします。私はわざわざ日没時間を調べてここに来ます。そこまで一生懸命です。そしてここで20分ほど我慢(?)しましょう。
ジェームズ・タレル「ブルー・プラネット・スカイ」(金沢21世紀美術館)
これは私がここに20分ほど滞在して、空の色が変わるところを定点観測した写真です(右下だけは昼間に撮ったもの)。暇なのじゃなくて、これを目的に来たのですよ。空ってこんなに色が変わっていくものなのですよね。美しい!この作家は光や自然の現象をうまく使った作品を得意としています。
他にもあります金沢のアートスポット!
鈴木大拙館
http://www.kanazawa-museum.jp/daisetz/
鈴木大拙(すずきだいせつ)氏って誰?と思いましたよね。私も思いました。金沢出身の仏教哲学者で「禅」の文化を世界に広めた方なんです。この禅を体現したような建物も素敵です。金沢21世紀美術館から歩いていくことも出来るところにあります。
柳宗理記念デザイン研究所
http://www.kanazawa-bidai.ac.jp/yanagi/
アートと言うよりもデザインのジャンルではありますが、ここでは日本を代表する工業デザイナー 柳宗理(やなぎそうり)氏がデザインしたものが展示されています。身近なものもあるので「見たことある」「これ家で使っている」と言うものもあるかもしれませんね。
ここの施設のこのトイレマーク、実はこれも柳宗理氏のデザインです。見落としている人も多いので忘れずに見ていきましょう。
金沢美術倶楽部創立100周年「美のチカラ」
(開催期間 2018/4/21-5/20)
http://kinbi.co.jp/
今年のGW前後には金沢にある美術館3館同時開催の企画があります。国宝や重要文化財の名作茶碗などがザクザク出ているかなり気合の入ったこの展覧会。日本美術に触れてみたい人にはオススメです。
以下の3館で開催します。
・「美の力」展:石川県立美術館
・「POWER OF ART」展:金沢21世紀美術館[市民ギャラリーA]
・「茶事の妙」展:金沢市立中村記念美術館
美術館で日没を迎えたら夜の街へ繰り出しましょう!
居酒屋などで地の魚を楽しむのもいいです。北陸エリアではのどぐろなどが有名です。他にも冬には鍋もいいですよね。ブリしゃぶが有名です。夏ならさざえやあわびも良いみたい。
いたる本店
http://www.itaru.ne.jp/honten.htm
美術館近くにもオススメ居酒屋がたくさんあります。その中でも私のオススメはこちら。海鮮系と日本酒が充実しているこの店はいつも人気なので予約必須!この美しい海鮮ものはもはやアートと言ってもおかしくありません。
そして金沢は「おでん」が有名だって知っていますか?おでん屋さんの数も多いし、金沢の人は夏でもおでんを食べるそうです。そして、冬に金沢に行くことがあったらオススメしたいおでんダネがこれ。
その名も……「カニ面」。
この香箱蟹(ズワイガニのメス)を使ったおでんダネ、これは贅沢です。カニの漁をする時期が決まっているので冬の一時期にしか食べることの出来ない逸品。この「カニ面」はあるお店が限られているようですが、このビジュアルがSNSなどで人気になり、扱っているお店は行列になることも多いようです。出会えたら必食です!この魅惑の姿はもはやアートと……(略)。
金沢21世紀美術館近くにも何軒かカニ面のあるおでん屋さんはありますが、上記のカニ面写真は香林坊の交差点から少し金沢駅方面に歩いたところにある「よし坊」と言うお店のもの。
よし坊
https://ja-jp.facebook.com/odenyosibou/
まぁ、お店や時間、時期などで流動的なメニューですので、出会えなかったらまた冬に金沢に来る口実にすればいいのです。
まだまだ金沢のオススメは他にもあります。王道な観光地もあります。ただ、もし金沢に行く機会がありましたら、アートで楽しい(そして美味しい)金沢を試してみるもの面白いですよ!
まず旅に行く時、旅先にどんな美術館があるかを調べますよね。え?調べませんか?旅行では真っ先に美術館に行くものですよね?え?違うのですか、そうですか。
はい、では、気を取り直して。
美術館があって、美味しい海鮮があって、素敵な建築があって、美味しいお酒があって、素晴らしい工芸があって、美味しい食材が豊富な金沢。ええ、おなかが空きましたね。そう、金沢はアートファンではない人と行っても楽しめるところなのです。そんな金沢のアートな見どころとは?!
まずは金沢21世紀美術館。ここに来ない事には始まりません。
金沢21世紀美術館
https://www.kanazawa21.jp/
こちらの美術館、現代アートなどの企画展や美術館のコレクション展を開催しています。ですが、共用スペースのあちこちにアート作品があり、それらを無料で楽しむこともできるのです。アート作品と一緒に自撮りをしてSNSへアップなんてことも出来ますよ。
レアンドロ・エルリッヒ「スイミング・プール」(金沢21世紀美術館)
これはこの美術館で一番有名な作品ではないでしょうか。プールの下にたたずむ人達、不思議ですよね。
レアンドロ・エルリッヒ「スイミング・プール」(金沢21世紀美術館)
実はこのプールの水面下に行くには有料のコレクション展示コーナーを通る必要があります。コレクション展だけなら入場料は360円(2018年3月現在)なので、ついでにコレクション展を一緒に楽しむのもいいかもしれません。
現在、東京にある森美術館でこの作家の展覧会を実施中です。体験型のアート作品がたくさん展示されていますので気になったらこちらも行ってみると楽しいですよ。
「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」森美術館
(開催期間 2017/11/18-2018/4/1)
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/LeandroErlich2017/
マイケル・リン「市民ギャラリー 2004.10.09-2005.03.21」(金沢21世紀美術館)
この美術館の中で、自撮りスポットとして最強なのがこの壁の前。アーティストのマイケル・リンが加賀友禅などの模様を取り込んだ壁面です。壁の前にあるラビットチェアも可愛いです。この美術館の建築設計をしたSANAA(サナア)がデザインした椅子なのです。
そして、この冬、この場所に行ったら、作品メンテナンスにより真っ白い壁だったという体験をした筆者。せっかくなのでこの貴重な体験を自己紹介写真にしたのでした……。
ジェームズ・タレル「ブルー・プラネット・スカイ」(金沢21世紀美術館)
そして、もう一つのオススメがこれ。屋根の四角い穴から見える空。はい、それだけです。おっと、だからと言ってすぐ帰ってしまっては勿体無い。そのまま空をゆっくり眺めましょう。雲が流れ、飛行機や鳥が飛ぶ、普段見ている空が四角く切り取られるだけで、こんなに表情豊かに見えるだなんて……みたいな哲学っぽいこと考えてみませんか?
みませんよね。それなら、ここに夕暮れ時に来ることをオススメします。私はわざわざ日没時間を調べてここに来ます。そこまで一生懸命です。そしてここで20分ほど我慢(?)しましょう。
ジェームズ・タレル「ブルー・プラネット・スカイ」(金沢21世紀美術館)
これは私がここに20分ほど滞在して、空の色が変わるところを定点観測した写真です(右下だけは昼間に撮ったもの)。暇なのじゃなくて、これを目的に来たのですよ。空ってこんなに色が変わっていくものなのですよね。美しい!この作家は光や自然の現象をうまく使った作品を得意としています。
他にもあります金沢のアートスポット!
鈴木大拙館
http://www.kanazawa-museum.jp/daisetz/
鈴木大拙(すずきだいせつ)氏って誰?と思いましたよね。私も思いました。金沢出身の仏教哲学者で「禅」の文化を世界に広めた方なんです。この禅を体現したような建物も素敵です。金沢21世紀美術館から歩いていくことも出来るところにあります。
柳宗理記念デザイン研究所
http://www.kanazawa-bidai.ac.jp/yanagi/
アートと言うよりもデザインのジャンルではありますが、ここでは日本を代表する工業デザイナー 柳宗理(やなぎそうり)氏がデザインしたものが展示されています。身近なものもあるので「見たことある」「これ家で使っている」と言うものもあるかもしれませんね。
ここの施設のこのトイレマーク、実はこれも柳宗理氏のデザインです。見落としている人も多いので忘れずに見ていきましょう。
金沢美術倶楽部創立100周年「美のチカラ」
(開催期間 2018/4/21-5/20)
http://kinbi.co.jp/
今年のGW前後には金沢にある美術館3館同時開催の企画があります。国宝や重要文化財の名作茶碗などがザクザク出ているかなり気合の入ったこの展覧会。日本美術に触れてみたい人にはオススメです。
以下の3館で開催します。
・「美の力」展:石川県立美術館
・「POWER OF ART」展:金沢21世紀美術館[市民ギャラリーA]
・「茶事の妙」展:金沢市立中村記念美術館
美術館で日没を迎えたら夜の街へ繰り出しましょう!
居酒屋などで地の魚を楽しむのもいいです。北陸エリアではのどぐろなどが有名です。他にも冬には鍋もいいですよね。ブリしゃぶが有名です。夏ならさざえやあわびも良いみたい。
いたる本店
http://www.itaru.ne.jp/honten.htm
美術館近くにもオススメ居酒屋がたくさんあります。その中でも私のオススメはこちら。海鮮系と日本酒が充実しているこの店はいつも人気なので予約必須!この美しい海鮮ものはもはやアートと言ってもおかしくありません。
そして金沢は「おでん」が有名だって知っていますか?おでん屋さんの数も多いし、金沢の人は夏でもおでんを食べるそうです。そして、冬に金沢に行くことがあったらオススメしたいおでんダネがこれ。
その名も……「カニ面」。
この香箱蟹(ズワイガニのメス)を使ったおでんダネ、これは贅沢です。カニの漁をする時期が決まっているので冬の一時期にしか食べることの出来ない逸品。この「カニ面」はあるお店が限られているようですが、このビジュアルがSNSなどで人気になり、扱っているお店は行列になることも多いようです。出会えたら必食です!この魅惑の姿はもはやアートと……(略)。
金沢21世紀美術館近くにも何軒かカニ面のあるおでん屋さんはありますが、上記のカニ面写真は香林坊の交差点から少し金沢駅方面に歩いたところにある「よし坊」と言うお店のもの。
よし坊
https://ja-jp.facebook.com/odenyosibou/
まぁ、お店や時間、時期などで流動的なメニューですので、出会えなかったらまた冬に金沢に来る口実にすればいいのです。
まだまだ金沢のオススメは他にもあります。王道な観光地もあります。ただ、もし金沢に行く機会がありましたら、アートで楽しい(そして美味しい)金沢を試してみるもの面白いですよ!