リアル鬼ごっこの最後に待ち受ける結末とは!?頂上決戦をハントせよ!豊橋鬼祭り

2017/2/22 12:30 オマツリジャパン オマツリジャパン
世に奇祭を冠する祭りは数あれど、
鬼を掲げる祭は稀なり

どうも。オマツリジャパン専属、奇祭ハンターのMacです。
今回は毎年2月10日・11日に行われる豊橋鬼祭を紹介。

……。
始まりはボスからの無茶ぶりだった。

ボス「よ、Mac。来週の土曜日は空いてるか?」
おれ「あ、来週は友達とスキーに……」
ボス「実は、ハントしてもらいたい『頂上決戦』があるのだが……」
おれ「あ、アンタ。なぜおれの予定を聞いた!」

提案という名の命令。
ボスの得意技である。
奇祭ハンターに反逆は許されない。
こうして私は友人とのスキーの約束を蹴って(泣)、
新幹線でいざ、豊橋へ。
それにしても、いつもは「奇祭」の依頼なのだが「頂上決戦」とは果たして?

■今回の任務:豊橋の「頂上決戦」をハントせよ!

豊橋駅前に着くなり……。

バーン!!!
とよはしのおに があらわれた!
「にげられない!」
こんな時は……そう「アイテム」。

伝統の味「豊橋ヤマサのちくわ」!
厳選した高級材料を、伝統の製法で作り上げた逸品。
小ぶりで食べやすく、売れ筋NO.1。
(ヤマサからは別に何も頼まれていません)
「ひのきのぼう」みたいだし、意外と攻撃力もあるんじゃない?

せいやっ!


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画面の向こうのみなさん。
届いていますか?
この圧倒的な絶望感。
だ、だめだ。
負ける気しかしない。
これ、戦ったら即死だよね? ってか、鬼のち〇びデカくない? 肉まんぐらいあるんだけど。
こんな時は……そう「じゅもん」。

豊橋市内を走る名物「ろめん~でんしゃ~」!
(大山のぶ代ボイスで脳内再生お願いします)
これで「豊橋駅」から「豊橋公園前」まで一気に移動。たったの150円(前払い)だ!
豊橋公園に到着。安久美神戸神明社の境内へ逃げよう。



(道中、地面に散らばる何やらヤバげな「白い粉」……)
(この後、まさかあんな惨劇が待ち受けていようとは……)

ふぅ。
ここまで来ればいかにやつと言えども追って来れまい。
と、思いきや、
出た!
「く~るりん~ぱ♪」
ふたたび、とよはしのおにがあらわれた!
にげられない!

あの鬼の笑顔とか、もう恐怖でしかない。
確実に殺られる……。
と、その時……。

なんだ、ただの神か。
って!
うおぉぉぉぉぉぉぉ!
ここでヒーロー(天狗)の登場です。
武神の化身として、鎧をまとい武装しています。

さらに神器を手に! パッシーーーーーーン!
武器は薙刀のようです。
ちくわとは根本的にちがうのだよ、ちくわとは
うおぉぉぉぉぉぉぉ!!!
これは燃えますね。


いざ、勝負!
戦いは神々による頂上決戦へと……。

また性懲りもなく。今年も現れよって!
貴様にやられた雪辱、今年こそ晴らしてくれるわ!
(※実際にはふたりは喋りません)


実はこれ。
豊橋で毎年2月10日、11日に行われる「豊橋鬼祭」というオマツリ。
何でも1000年以上も続く古いオマツリなんだとか。
鬼祭は、東三河地方に春を告げる祭りとして古くから受け継がれてきた
安久美神戸神明社のお祭りで、毎年2月10日、11日に行われます。
日本の国の始めの神話を田楽に取り入れて神事としたもので、
それぞれの所作がものがたりに裏付けられています。
平安時代から鎌倉時代に流行した田楽を古式を崩さず受け継ぐ
貴重な祭りとして国の重要無形民俗文化財に指定されています。
祭のクライマックスは11日に行われる「赤鬼と天狗のからかい」で、
赤鬼は荒ぶる神、天狗は武神を表し、
いたずらをする赤鬼を天狗がこらしめようとして両神秘術を尽くして戦い……
(「ええじゃないか豊橋」より)

なるほど。
日本の創生神話にまで遡る、由緒正しきオマツリだったんですね。
そして、この神々の戦い。
ババババババババババババババババババババババババババババ
「腕を上げたな!」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
「貴様こそ!」
実に、1時間ほど続きました。


「てんぐはなぎなたでついた」



「おにはふしぎなおどりをおどった」


しかも鬼の踊りのせいか、途中で雪も。
吹雪いてきました。
こら、鬼。余計なアビリティを使うんじゃない。
周りで見ているちびっ子たちも寒がっているだろうが。

寒さに耐え、見物していると、周りの見物客からはこんな声が……。

男性「見た? いっぱい、つめてたでしょ」
女性「見た。白い粉。絶対ヤバいよ」


え?


何?


白い粉?


まさか、おめでたい祭に乗じて何やら犯罪の匂い?


いや、そんなまさか?!

この記事、無事書けるのか?

書いても上からの圧力で即効、消されるんじゃないか?

ちがう意味で心配になってきました。


そうこうしているうちに戦いも終盤。

鬼が負け、敗走し、平和のときが訪れます。

感動のラストは私が危険を冒して最前線で撮った、渾身の動画でご確認ください。


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動画を見ていただいた方なら、わかると思いますが。

思いっきり、事故に巻き込まれました。


最後の奇襲で、あたり一面真っ白に。

髪の毛も真っ白。

粉が固まりで積っている方も……。

実はこの「豊橋鬼祭」。

フィナーレは、改心した赤鬼が、償いのため、罪・けがれを祓う清めの白粉餅や穀物の粉を里人にまき散らすというもの。

いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいや。
これ、知っていないと単なる嫌がらせにしか思えませんが……。
いや、しかしこの粉を被ると無病息災の厄除けになると言われているんですね。
寒い中、みんな我慢してじっと待っているなと思ったら、このためか!
実際、地元の方は嬉々として白い粉を被りに行っていました。
神社では、この白粉餅にちなんだタンキリ飴も売られていましたよ。


■今回の結果:豊橋の「頂上決戦」は、最後まで見ると真っ白になる!

「このオマツリ に行ってみたい!」
「鬼に勝てる伝説のちくわを持っている!」
「あの鬼の縛られている縄が気になる!」
という方はオマツリジャパンまで。




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