【とってお喫茶】秘境喫茶!?いくつもの山を越えてたどり着く純喫茶(2/2)

2017/2/11 11:00 レモン糖の日々 レモン糖の日々



木の扉に、真ん中が絞られたカーテン、それは純喫茶の証です。



赤い照明とシャンデリアが、山の中の純喫茶をより特別なものにしています。太陽が出ている時間であることを忘れてしまいそう。





カウンター下のつまようじとお塩置き場がかわいい。お客さんからいただいたという鉢植えがたくさん並んで、地元の人に愛されているのが伝わります。



モーニングにはゆで卵とおつまみがつきます。ゆで卵の殻が剥きやすく(これってけっこう重要)、湯で加減もちょうどいい。ネルドリップで淹れられたコーヒーも美味しくて、「私だけの純喫茶を見つけた」そんな気持ちに。



おつまみが載せられたお皿とティースプーンが薔薇で素敵。ママさんのファッションもお洒落なんです。



「のんのん」というのはママさんのお名前に由来するとか。



以前探していただいたマッチ。



陶町にはそのむかし50を超える窯元があり、輸出用の主に白いお皿を作るのが盛んだったそう。30年くらい前は、各窯元は100人を超える従業員をかかえていたとか。「のんのん」ができたのも30年ほど前。お店はお客さんでいっぱいでとても忙しかったそうです。今は窯元も数軒になり、町に若い人が少なく寂しいとおっしゃっていました。

「こうやってわざわざ来てもらえるとうれしいよね」そうやって常連さんがママさんに話してくださいました。

陶町にはかわいいお菓子を売る和菓子屋さんもありますし、少し行けば道の駅や日本大正村なんかもあります。ドライブのついでにぜひ「喫茶のんのん」にも足をのばしてみてはいかがでしょう。

レモン糖度 87

喫茶のんのん 岐阜県瑞浪市陶町水上661-1



次回は、童話の世界を覗けちゃうかも?名前のかわいい喫茶店(予定)です。お楽しみに。

(文と写真:レモン糖の日々)

《関連コラム》

・【とってお喫茶】魅惑のペアクリームソーダ(連載 第一回)
・【とってお喫茶】喫茶店のマッチ(連載 第二回)
・【とってお喫茶】外観のかわいい喫茶店(連載 第三回)
・【とってお喫茶】喫茶・軽食山百合(連載 第四回)
・【とってお喫茶】50年も営業、紫の扉の忘れがたいほどレトロな純喫茶とは



  1. 1
  2. 2