何かと話題の築地へ行ってみた ~築地で食べる至極の朝ごはん 場外編~

2016/10/19 12:05 ブーストマガジン ブーストマガジン

早起きして、築地で朝ごはんを食べよう



小池百合子さんが都知事に就任して、はや2カ月あまり。連日のように聞こえてくる築地関連のニュースを聞いて、筆者はとあることを考えてしまった。

それは都政への心配では決してなく、「あ、築地でおいしいごはんが食べられるのもあとちょっとか」という煩悩に溢れた考えだった。

移転するしない、都政のブラックボックス化も問題だけど、筆者にとってうまい朝ごはんが食べられなくなることのほうが大きな問題な気がするのである。

きっと読者のみなさんも同じような思いだと信じて、筆者は築地へと向かうことにしたのであった。

今回は築地市場で食べられる至極の朝ごはんを紹介するので、興味のある人はぜひ移転前に足を運んでほしい。移転先にもあるとは限らないので…

築地市場ってそもそもなに?

築地市場とは、東京都中央区築地にある公設の卸売市場で、全部で11ある東京都中央卸売市場のひとつなのだそう。その規模はなんと日本・世界最大規模とのことで、2013年度の取引金額は5076億円に上り、日本で2番目の規模を誇る大田市場のおよそ2倍の規模になる。

水産物、青果物を取り扱う総合市場であり、この築地から、東京のみならず、関東近県までが供給圏に及んでおり、まさに東京の、いや関東の台所と呼べる場所なのである。

そんな市場内は早朝から業者による競りなどが活発に行われている。なので、腹をすかせた肉体労働者をターゲットに、料理を提供するお店が場内に存在していて、なんとあの吉野家の一号店も場内にあるというから驚きだ。

これら場内のお店は新鮮なネタを安価で提供していることもあり、うまいものが食べられると一般の方にも注目されるに至っている。

一日目:朝早くから築地へ!しかし…

10月某日、筆者は意を決して、築地へ向かった。起床時間は午前3時半。草木も眠る丑三つ時である…何と言っても築地の朝は早いのである。

眠い目をこすりながら支度をし、4時過ぎには家を出る。移動手段は自転車。

電車で行こうかとも考えたのだが、距離は12km。「行けない距離ではないな…」と思ってしまった。なぜかって?
そのほうがワクワクするからだ。まあ、後ほど調子にのった自分を恨むことになるのだが…

皇居のお堀の周りを回り、日比谷、銀座を経由して築地市場へ。到着したときは5時過ぎだった。
さっそく自転車を止め、場内への入り口を探す。私が辿り着いた入り口は、波除稲荷近くの海幸門。

だが、なにかがおかしい。 静かすぎるのだ。

イヤな予感を抱えながら門に近づくと、「本日は休市日」の文字が…

あとで調べたところによると築地市場は基本的には日曜祝日が休み、水曜日木曜日が不定休になることがあるとのことだった。 読者のみなさんも行くときは事前準備をしっかりしていくことをオススメする。

「つきじかんの 新店」で朝食

市場が休みだと場外市場も営業している店が少なく、運良くやっていた「つきじかんの 新店」さんで朝食を取ることにする。



頼んだのは「中トロ三種盛丼(1300円)」味噌汁付きだ。



中トロ、ウニ、イクラ。最強の組み合わせ。
早速食べに掛かる!

…うーん、さすが築地!うまい!

新鮮な海の魚介を食べて、この日は溜飲を下げた。 が、骨折り損のくたびれ儲けを実感し、自転車で行ったこともありどっと疲れることになってしまうのだった。

後から調べたところ、今回訪れた「つきじかんの 新店」は、年中無休で午前5:00から午後4:00まで営業しているとのこと。

今回は運悪く休市日に当たってしまったため、偶然訪れることになったが、年中無休とは嬉しい発見だ。週末の休み、観光にでかけるもよし、早起きが苦手な人はゆっくりブランチでもよし、使い勝手の良いうまい店を見つけられた。

あなたも、築地の雰囲気を味わいに出かけてみてはどうだろうか?

~この記事は、後日公開予定の築地移転前に、おいしい朝ごはんを食べに行こう!【場内編】に続きます~

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