【新宿駅のすぐ隣】手ぶらで行けるバーベキュー場に行ってきた

2016/9/6 12:05 ブーストマガジン ブーストマガジン

■新宿駅の隣のビルの屋上バーベキューに行ってきた
■綺麗な夜景、ウマい肉。しかも手ぶら。これぞ都市型バーベキュー
■しかし雨が!でも大丈夫。さてその理由は?



暑い夏も終わり台風がガンガン押し寄せている。

そう、秋になれば食欲。食欲の秋。
となれば本格的なバーベキューシーズン到来である

レジャー白書2014によるとバーベキューの年間参加人口は、2,110万人にも上るという。日本国内で一番競技人口が多いスポーツが「ウォーキング」なのだが、ウォーキング競技人口が約2,000万人と言われているので、その参加人数の多さが分かっていただけるだろう。全国各地で屋上BBQビアガーデンが続々とオープンしているのも頷ける。

今回は、「都心」かつ「電車」で気軽に行け、駅からも「近い」という夢のようなバーベキュー場に行ってきた。乗り込んだのは、新宿駅から直結するビルの屋上。バーベキュー施設の「新宿FLAGS BBQ&ビアガーデン byデジキュー(以下、新宿FLAGS店)」だ。「デジキュー」は市営、県立、国営公園の他、駅に直結する商業施設の屋上や駅前の遊休地でもバーベキューサービスを提供している。

1.屋上バーベキューに行ってみた。雨でも問題なしの屋上施設



バーベキューに行った日は大雨。

「こんな雨の中でバーベキューができるのか? 」と思いつつ、駅から目的のビルに向かう。屋上についてみると、会場はかなり広く、1人1人の席も余裕をもって座れるスペースがある。また、イベント用のステージも用意されているので、会社行事やグループイベントなどでも使えるのが嬉しい。
我々ブーストマガジン取材班(以下、ブーマガ取材班)以外のお客様はサラリーマンから学生と様々だ。



心配した雨だが、なんと新宿FLAGS店は屋根部分を覆う可動式のカバーシートが設置されているため大丈夫。さらにバーベキュー場というと汚れたテーブルと椅子をイメージしてしまうが、新宿FLAGS店はかなり綺麗である。木目調のテーブルと壁で統一感があり、ビアガーデンの開放的な空間と屋外の自然な雰囲気がマッチしている。



<写真左:株式会社デジサーフ 新宿FLAGS店 店長 田中氏>

笑顔がとても素敵な新宿FLAGS店の店長、田中氏に話を聞いたところ、「雨だけであれば問題なく営業しております」とのこと。またお客様も雨くらいであれば、ほとんどの方がキャンセルしないと言う。確かに多少の肌寒さを感じたが、屋根を覆うカバーシートのお陰で雨はそれほど気にならない。

接客の印象は、店長の田中氏はもちろんのこと、「バーベキュー愛」がそうさせるのか、店員さんも気さくな人が多く、ホスピタリティにあふれた接客でプラスポイントだった。

利用者層としては、「平日の夜はサラリーマンの方が多いのですが、昼や休日は女子会やママ友会などで使っていただけるので女性の割合も多いのです」と田中氏は言う。

2.食材は事前に予約、手ぶらでらくらくバーベキューが可能


事前に新宿FLAGS店にセット食材を予約しておけば、手ぶらでバーベキューができる。もちろん持ち込みも可能。我々ブーマガ取材班は、より簡単にバーベキューを敢行するために、事前にセット食材を予約しておいた。ご用意いただいたセット食材は以下の合計4人前である。

●バラエティセット 2,480円(税別)/1人前(写真は2人前)
漬け込みカルビ(100g)、豚ロース1枚(90g)、シーフードセット (いか・えび・ほたて 各1種)、フランク1本(40g)、厚切りハム1枚(50g)、野菜セット(玉ねぎ・ピーマン・ニンジン・コーン 各1切れ)、焼そば (豚コマ・カット野菜付き、 焼きそばソース)

●スペアリブセット 480円(税別)/1人前(写真は2人前)
骨付きカルビ(100g)、鶏モモ一枚焼、スペアリブ(280g)、野菜セット(玉ねぎ・ピーマン・ニンジン・コーン 各1切れ)、焼そば (豚コマ・カット野菜付き、 焼きそばソース)

値段はお手頃なのに、豊富な食材が揃った。繰り返すが「持ち込みも可」なので、業務用スーパーやコストコなどで安く調達した食材を自分で持ち込むこともできる。ただし、食材を切るスペースはそれほど広くはないので、なるべくカット済みの食材を用意した方が良いだろう。

それでは、早速バーベキュースタートだ。

3.バーベキュースタート!ジューシーなお肉にウマい連発


まずはソフトドリンクで乾杯! ブーマガ取材班の4人中の3人が、アルコールが苦手ということで、ソフトドリンクの飲み放題を注文。嬉しいのが、ソフトドリンクの飲み放題がなんと300円(税別)/1人と格安なのだ。さらにプレミアムドリンク飲み放題(アルコール類も含む)1,680円(税別)/1人もお手頃である。家族で来た場合などは、お父さんはプレミアムドリンク飲み放題、お母さんとお子さんはソフトドリンク飲み放題など、組み合わせて注文もできるのである。

過去には遠くのキャンプ場のバーベキューエリアまで行って、そこで用意された食材の肉が薄かったり、小さかったり、硬かったりしたこともあったが、新宿FLAGS店で予約した食材はいかがなものか。ぜひ動画でご確認いただきたい。


まずは、スペアリブと野菜を豪快に焼いていく。ブーマガ取材班のY氏が、バーベキューが久しぶりだったようで、手早いのだがちょっと火力の見極めをミスる…残念!



肉の味はジューシー! 少し焦げてしまったがそこが調度良く香ばしい。骨についた肉がパリパリとした食感でウマい。



調子に乗って食材をガンガン載せて焼いていると、ウィンナーを焦がしてしまった。これはイカン。火力が強いので、少し目を離すとすぐに焦げてしまう。久々のバーベキューで勘が戻ってくるまでは注意が必要だ。

焦げた部分を上手に剥がして、ウィンナーも美味しくいただいた。



さらに、豚ロースや鶏もも、漬け込みカルビと焼いていく。筆者のおすすめは、漬け込みカルビだ。味が染みこんでいるので、タレなどを付けなくても美味しく食べられる。しかも肉の旨味がギュッと詰まっていて、脂がほどよく乗ってサイコー、思わずドリンクもどんどん進む。(編集部注:ソフトドリンクです)



最後はやっぱり焼きそばでシメだ。筆者は、焼きそばにいく前で既にお腹いっぱい。最初に食材を見た時は、「4人でこの食材だと足りなくない?」と思ったが、心配ご無用。そこは「肉の真空パックマジック」か、見た目よりはるかに多いボリュームだった。しかし、「外で食べると家の中よりおいしく感じる法則」が発動し、焼きそばもほどよい麺の焼き加減で、味わい奥深く、ペロリと完食してしまった。

4.屋上からの眺めはサイコー!のはずが…



晴れていれば、最高の眺めが楽しめるはずが、今日はあいにくの雨。しかも結構激しい雨が叩きつけているため、屋根も閉じていて夜景はご覧の通り。

しかし、我々ブーマガ取材班以外の他のお客さん達も和気藹々(わきあいあい)とバーベキューを楽しんでいた。筆者が素材用の写真をパシャパシャ撮影していると、他のお客さんが「おっ、取材ですか?」と気軽に声をかけてくれる。

バーベキュー施設は多くの方が共同で使う施設なので、アットホームな雰囲気が自然と生まれるものなのか。雨でも“バーベキューを楽しむ”という同じ志をもった“同志”が新宿FLAGS店には集っている。

また取材当日、たまたま雨になってしまったことから言えるのがブーストマガジン読者の皆さんには、「もしもの雨」に見舞われても安心できるテントや屋根のあるバーベキュー施設をおすすめしたい。特に「子供にせがまれてバーベキューに」といった時には天候に左右されないことは大きなメリットだと感じた。

雨でもバーベキューができる新宿FLAGS店で営業中止になることがあるのか聞いてみた。「非常に風が強い場合は営業中止になることもあります」と店長の田中氏。ちなみに田中氏が新宿FLAGS店に来てから強風で営業中止になったことはないそうだ。

5.バーベキューを完食!後片付けも簡単



バーベキューは、約2時間で完食した。新宿FLAGS店では、1日3部制を設けており、1部:11:15〜14:15、2部:15:15〜18:15、3部:19:15〜22:15の時間帯で予約が可能だ。各時間帯で3時間までご利用が可能なのだが、利用時間は受付・準備・退席までのすべての時間が含まれているので注意したい。



<透明:持参ゴミなど、黄色:燃えるゴミ、青色:ビニール類の燃えないゴミ>

利用後の後片付けは簡単である。

まずゴミについて。
ゴミ袋を新宿FLAGS店でご用意いただけるので、そちらにゴミを分別して入れ、店内隅に設置してあるゴミ回収コーナーに捨てるだけだ。

また使用した道具類は「使用済み道具の返却コーナー」があるのでそちらに戻せばOK。

まとめ
今回のバーベキューレポートはいかがだっただろうか。バーベキューというと、道具を揃えたり食材を調達したりと面倒なイメージが強いが、新宿FLAGS店のような道具・食材・ドリンクをすべて用意していただけるバーベキュー施設も多くなっている。

筆者は、バーベキュー自体は大好きなのだが、準備が苦手という典型的な面倒くさがり屋である。そんな筆者が、今回の取材で感じたのが「ホントに手ぶらでバーベキューができちゃった」という驚きである。しかも新宿のど真ん中で。もちろん、バーベキューは「食材選びが楽しい」という方もいらっしゃるだろう。そんな方でも新宿FLAGS店などを展開するデジキューなら、食材の持ち込み可なので問題は無い。

また、一つ気をつけたいのがマナーの点と言えよう。バーベキューをやっていると楽しくて、つい周りの目が見えなくなりがちだ。郊外のバーベキュー場でも大声で騒いだり、喫煙スペースでない場所で喫煙をしたり、花火を上げたりはNGである。新宿FLAGS店のような都心のバーベキュー場ではまた別の心遣いが必要なようだ。屋外や屋上で開放的な気持ちになるのは分かるが、場所は都心のオフィスビルである。くれぐれも他のお客様や同じビルに入った他のテナントに迷惑がかからないように注意したい。

仕事だけではなく、バーベキューも大人のマナーを心掛けよう。

取材協力:新宿FLAGS BBQ&ビアガーデン byデジキュー


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