【発見】納豆にヨーグルトが相性バツグンだと味覚センサーで証明される

2016/6/10 11:30 味博士 味博士



■ルーチン化している朝食が刺激的になる!?

突然ですが、朝ごはんはご飯派ですか?パン派ですか?(それとも、食べない派…?)



筆者はご飯派で、昨晩余った白米に納豆をかけて食べるというルーチンワークを毎朝こなしています。そしてもう一つのルーチンは、牛乳を飲むこと。目覚めにはコーヒーや紅茶も良いのですが、牛乳のほうがタンパク質やカルシウムが豊富なため、朝から栄養分をとれてヘルシーなので気に入っています。

しかし、毎朝同じものを食べるのは、飽きるか飽きないかで言われれば、正直飽きます。

そんなある日、眠気眼で冷蔵庫を眺めていたらひらめいたのです。



(納豆+牛乳=??)


しかしこのひらめきは実にチャレンジングなので、一応ネットで「納豆 牛乳」などで検索をかけてみました。

すると出てくるのは…「相性が良いって本当?」という記事たち!「本当?」というからには、誰かが「相性が良い」と言い出したのでしょう。


これはもう、試してみるしかありません。


そして、一度火がついたら止まらないのが好奇心というものでして。
冷蔵庫内にいる別の乳製品たちとの相性も気になってきちゃいました。




そこで!今回は、納豆に牛乳豆乳ヨーグルトをそれぞれ入れて、その相性を調べてみることにしました。ただ、筆者の舌だけでは頼りないと思いますので、この子にも協力してもらいます。




味覚センサー「レオ」です。

レオは、食べ物の味覚(甘味・旨味・塩味・酸味・苦味)を1〜5段階で客観的に数値化してくれるセンサーです。また、測定した味覚の数値を使って、食べ物同士の相性の良さを100点満点で表す「相性度」も算出できるのです。

それでは、納豆と乳製品たちの相性を見ていきましょう!


■納豆×牛乳 相性度 85.6ポイント



おそるおそる納豆に牛乳を注ぎこんでかき混ぜ、一口食べてみますと、まず抱くのは「あまり牛乳の味がしない…?」という感想です。お互いがお互いの味を打ち消し合っているような印象を受けるのです。

これではいまいちパッとしないので、付属のタレと混ぜてみると…


なんかおいしいじゃないですか!!




付属のタレの塩味と旨味が牛乳の甘味を一気に引き立てることで相性の良さがグンとアップします。味覚センサーで分析した相性度は85.6ポイント

80ポイント以上で相性が良い、90ポイント以上でとても相性が良い、となっておりますので、納豆と牛乳は相性が良いと言えそうです!

相性度の計算の仕方は味博士の研究所の企業秘密なのですが、味全体の強さと最も強い味覚の値を使って算出されています。多くの食品・飲料メーカーさんにもご利用頂いている指標です!


■納豆×豆乳 相性度86.4ポイント



牛乳が思いのほかいける口だったので、もう豆乳だって怖くありません。ノリノリで入れてみました。が…

若干大豆被りが否めない…!?

当然といえば当然なのですが、こちらも付属のタレによるイリュージョンを期待したほうが良さそうに思いましたので、タレをかけました。

タレ、万能かよ!!



豆乳の場合も、豆乳の甘味の部分がタレの旨味と塩味によって引き立てられて箸が進んでしまいます。牛乳よりはやや苦味が目立つ印象です。味覚センサーで分析した相性度は、86.4ポイント!こちらも牛乳に負けじと相性の良さを見せつけてきました。


■納豆×ヨーグルト 相性度……



さて、今回の中で最もリスキーな相手ことヨーグルト。そもそも液体ですらない!しかも発酵食品仲間!もう見た目からして本能レベルでの警戒心がMAXにならざるを得ません。

しかし、やると決めたらやる。ヨーグルトを納豆に混ぜ込んで食べてみると…


発酵同士のハーモニーを感じる!


お互いが持ち合わせる発酵食品独特の風味がぶつかり合うことなく、絶妙に交じり合っているような味わいに変わるのです。初めて会ったのに昔から知っていたような感覚になる人物、とでも形容したいです。



味覚センサーでの相性度は、なんと96.9ポイント

ヨーグルトの強い酸味が納豆の旨味を引き立てることで味のコントラストがはっきりし、複雑な味わいになるのです。人々よ、どうして今までこの二人を引き合わせなかったのか…!と問いたくなるくらい、意外な相性の良さを発揮していました。



これらの実験から、納豆と冷蔵庫にある乳製品は全般的に相性が良さそうだということが分かりました。なお、合わせる際にはタレをかけることはお忘れなく


これからの朝ごはんは、納豆に乳製品を混ぜて食べることで、さらなる時短を目指せるかもしれません!あなたがもしご飯派のタイプであれば、ぜひこの刺激的な組み合わせにチャレンジしてみてくださいね!



(味博士)


味覚センサーのことがもっと知りたい方は、「味博士の研究所」もチェックしてみてください!