地獄のタイフェスより超快適、今なら「ラオスフェス」が熱い
日本最大の外国フェスである「タイフェスティバル」。
様々なタイ料理店が出店し、気軽にタイ気分を味わえるとして、その人気は上昇を続け、近年は開催日の2日間で30~40万人もの来場者があるという。
そのため、その混雑ぶりは一言で言うと、
(これでもまだ空いてます)
地獄
焼き鳥1本買うのに20~30分並ぶことすら当たり前という、タイ料理を楽しみに来たのか混雑を楽しみにきたのかわからない状況が続いている。
昨年はこんなタイフェスを快適に楽しむ裏ワザを紹介(【裏ワザ】36万人!あの激混みのタイフェスを快適に楽しむ方法があった)しましたが、ワザワザ裏ワザなど使わなくても、楽しくタイ気分を楽しめるフェスが同じ会場の代々木公園で行われているのです。
そう、そのイベントの名は
ラオスフェスティバル
タイの隣国で東南アジア唯一の海のない内陸国であるラオスのフェスティバルです。
このラオスフェス、ラオス自体が日本では知名度が低いせいか国内のラオス料理屋は「タイ・ラオス料理」などと歌ったりしていることが多く、出店している料理店が
(イムアロイ:タイ語でイム=「お腹いっぱい」、アロイ=「美味しい」)
ほぼタイ料理店
と、いってもコレには理由があり、元々ラオスとタイ料理で有名なタイのイサーン地方は同じ国で、言語も同じラオス語系統。となりあった地域のため、料理も名前が違うだけでタイ料理と同じものが多いのです。
(焼き鳥 ラオス:ピンカイ タイ:ガイヤーン)
(発酵ソーセージ ラオス:ウアソム タイ:ネーム)
(ひき肉香草合え ラオス:ラープ タイ:ラープ ※ラオスを代表する国民食)
さらに、会場には、
タイ直輸入の雑貨や
直輸入マンゴー
なども売っており、
ちょっとタイ気分味わいだけならラオスフェスで十分じゃね?
っていうレベルのタイ成分。
さらに何が素晴らしいって、タイフェスと違い、
ものすごい空いてて快適なところ
人がいなくて寂しいって感じではなく、そこそこ賑わってるけど、昼時でも長くて数分ならべば人気店でも買えるという快適さ。
ベビカーや幼児づれの親子も多く、子供を遊ばせたり、シートひいてのんびりしたりと、ピクニック気分で楽しんでいる人も多かったのが印象的でした。
あと、なんというか最近の儲ける気満々でしょぼいタイ料理もどきだして値段クソ高い店も多いタイフェスより、確実に出店側も「参加者」感あるというか。
メニューにはあるのに昼近くになっても「ゴメン、マダ出来てないよ-」とか言ってる後ろでオッチャンがのんびりお肉刻んでたり(たぶんラープ用の肉刻んでた)、
チャリティーバザーやってたり、
フェスのパンフが無人でざっくり置かれてたり(隣に人のいる本部あったけど)
謎の鳴り物ならして宣伝してる人がいたり(写真とりそこねた)と、
なんていうか、
まだまだ発展途上だけど、それゆえに残る手作りイベント感、お祭り感
が初期タイフェスを思い起こさせ、懐かしい気持ちにさせてくれます。
(ビールはラオス産「ビアラオ」)
記事上、タイ成分を多めにお伝えしましたが、もちろんラオス独自の小物や、さまざまな展示、イベント。お酒などの販売も行われており、しっかりラオスアピールもされています。
(あと料理屋がへんな日本風タイ料理みたいな店がなかったのが最高。本場寄りという意味で美味しい店が多かった)
(ラオス「川海苔」。ゴマびっちりでツマミに最高)
(クソうまかったラオスうどん。チキンスープがほんとしみじみと出汁感あって美味かった。辛くないです)
だいたい毎年タイフェスの前後に行われていることが多いラオスフェスティバル。
もう激混みの戦場(タイフェス)は勘弁して!
という方は、タイの隣国ラオスのお祭りに一度参加してみるのはいかがでしょう。
(いまトピ編集部 大住有)