イエネコの祖先…可愛くて美脚のリビアヤマネコって?

2017/12/28 18:00 星子 星子





みなさんのよく知る日本のにゃんこ、イエネコの祖先はどんな猫だかご存知ですか? 今のところ、イエネコの祖先という説が有力なのは、着たアフリカやアラビア半島、ペルシャ湾沿岸からカスピ海周辺に生息する野生の猫、リビアヤマネコではないかと言われています。



見た目は、日本猫のキジトラに良く似ていますね。体長は50cm~70cm、体重は3~6.5kg。平均的には少し大きなイエネコサイズです。



尾には黒い輪の模様、体にも縞模様があります。野生の猫だけあって、ネズミやウサギなどの小さな哺乳類や、トカゲやヘビといった爬虫類、昆虫や、果実まで捕食するとのこと。

「うちの猫ちゃん変わっていて桃を食べるんです」なんていうお話はたまに聞きますが、祖先であるリビアヤマネコも果実を食べるのなら、不思議ではありませんね。



出産期間は56~69日。出産は雨季で、2~6頭出産し、5、6ヵ月の間は親離れせず、1歳で成猫として大人になります。



猫が人間との関わりを持ち始めたのは、9500年前の中東と考えられています。農業をしていた人間と、農作物を狙うネズミを狩る猫は、相性がよかったことから家畜化が起こり、獰猛な性質に変化があったとのことです。



こうやってみてみると、近所の猫とあまり変わらないのんびりした愛らしさに溢れていますね。しかし、野生の猫は基本的に野良猫とは比較にならないほど獰猛な猛獣でもあります。



動画で見てみるとやはり、歩く姿はヒョウやピューマのようで、スラリと足が長く、やはり近所のキジトラとは似て非なるものだと実感してしまいますね。

【参考】
※ 世界の野生猫 - 株式会社ファミマ・ドット・コム

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